【台風第２１号に関する情報】平成30年9月5日04時40分 気象庁予報部発表

平成30年 台風第21号に関する情報 第72号
平成30年9月5日04時40分 気象庁予報部発表

台風第２１号は北海道の西を北上しています。北海道地方は５日昼前にかけて暴風に、５日夕方にかけて高波に警戒してください。また、西日本から北日本では、５日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

［台風の現況と予想］
　台風第２１号は、５日３時には、積丹半島の西南西約５０キロにあって、１時間におよそ８５キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は９７５ヘクトパスカル、最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートルで
中心の東側１１０キロ以内と西側６０キロ以内では、風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風は北海道の西を早い速度で北上し、５日朝には日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みです。

［防災事項］
＜暴風・高波＞
　北海道地方の一部が暴風域に入っており、北日本では非常に強い風が吹き、
海上は大しけとなっています。
　北海道地方では５日昼前にかけて非常に強い風が吹き、５日夕方にかけて大しけとなるでしょう。

　５日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は
　　　北海道地方　　２８メートル（４０メートル）
　　　東北地方　　　２０メートル（３０メートル）
　５日に予想される波の高さは、
　　　北海道地方　６メートル
です。
　暴風、うねりを伴った高波に警戒してください。
　
＜大雨＞
　台風に流れ込む暖かく湿った空気により、大気の状態が不安定となって、北日本と東日本で局地的に非常に激しい雨が降っています。また、これまでの大雨で西日本でも地盤が緩んでいる所や増水している河川があります。
　北日本と東日本では、５日朝にかけて、雷を伴って局地的に非常に激しい雨が降る見込みです。
　６日６時までの２４時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
　　北海道地方、関東甲信地方　８０ミリ
　　東海地方　　　　　　　　　６０ミリ
　　東北地方　　　　　　　　　５０ミリ　
です。
　土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

［補足事項等］
　地元気象台の発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してください。次の「平成３０年　台風第２１号に関する情報（総合情報）」は５日１１時頃発表する予定です。