台風シーズン 南の海上には熱帯擾乱 動向次第で来週にかけて再び荒天の可能性あり

2022年9月6日(火)17時31分 tenki.jp

日本海を進む台風11号は、きょう6日夜までに温帯低気圧に変わる予想です。低気圧に変わっても、北海道付近では強風に注意が必要です。今まさに台風シーズンです。来週にかけて、熱帯擾乱の動向によっては荒天の可能性があります。

日本海を進む台風11号 きょう6日夜までに温帯低気圧に変わる予想

きょう6日、雲の様子をみると、日本海に台風11号の雲が広がっています。台風11号の北西側には雲がなく、北西から寒気が入り始めていることがわかります。台風11号は、きょう6日夜までに、温帯低気圧に変わるでしょう。
今後、台風または台風から変わる低気圧が、日本海を北東へ進み、あす7日にかけて、北海道付近では風が強く吹く見込みです。強風に注意が必要です。

今まさに台風シーズン 南の海上に熱帯擾乱の雲 影響を受ける可能性も

南の海上に目を転ずると、今まさに台風シーズンであることがわかります。
日本の南に発達した雲の塊があります。反時計回りの低気圧性の風の流れがあり、気象庁の天気図では、熱帯低気圧を解析しています。
南鳥島近海には、特に発達した雲ではありませんが、少し雲が渦を巻いています。この上空には寒気が流れ込んでおり、地上では低気圧を解析しています。
これらの熱帯低気圧や低気圧が、今後、台風になるかはまだわからず、動向も定まっていません。ですが、今後、南の海上の熱帯擾乱の動向次第で、荒天になる可能性があります。
来週にかけて、本州付近には太平洋高気圧の縁をまわって南または南東から暖かく湿った空気が流れ込みやすいでしょう。雲が広がる所が多く、雨が降ることもある見込みです。台風など、熱帯擾乱の影響を受ける可能性もありますので、最新の気象情報をご確認ください。

今年の台風シーズン 長引く可能性も

9月の台風発生は、平年では5.0個で、8月の5.7個に次いで年間で多い月です。
今まさに台風シーズンで、今年は、ラニーニャ現象などの影響で、台風シーズンは10月中旬頃まで長く続く可能性があります。日本に比較的近い所で発生しやすく、影響が出やすいというのも今年の台風の特徴です。

日ごろから台風への備えを

台風に、日ごろから備えておくことが大切です。
雨どいや側溝などの掃除をして、水はけをよくしておきましょう。落ち葉などで側溝がたまって水が流れないと、道路が冠水する原因になります。
ハザードマップで、家の周辺で浸水の可能性がある場所や土砂災害の危険性の高い場所を把握したり、避難場所の確認もしたりしておきましょう。
ハザードマップは、国土交通省や各自治体のホームぺージなど、インターネットからも入手することが可能です。

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