近畿~東北に発達した雨雲 非常に激しい雨を観測した所も 夜にかけて強雨域が広がる

2023年9月6日(水)9時51分 tenki.jp

きょう6日(水)は、前線や湿った空気の影響で、近畿や東海、北陸、東北付近に発達した雨雲や雷雲があります。1時間に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降った所も。今夜にかけてはさらに広い範囲で雨や雷雨となり、局地的には非常に激しい雨が降るでしょう。四国や東海、北陸では線状降水帯が発生するおそれもあります。

一部で雨雲が発達 滝のような雨も

きょう6日(水)は、山陰沖から北陸を通って東北南部にかけて前線が延びています。また、四国沖には台風12号から変わった熱帯低気圧があって、本州付近に暖かく湿った空気が流れ込んでいます。
午前9時現在、近畿や東海、北陸、東北周辺に発達した雨雲や雷雲がかかり、所々で雨の降り方が強まっています。1時間降水量(午前9時までの日最大)は、宮城県大崎市の鹿島台で57.0ミリと、非常に激しい雨を観測。富山県氷見市では49.5ミリ、福井市では45.5ミリ、滋賀県近江八幡市で39.5ミリなど、激しい雨を観測した所もありました。
また、福井県福井市付近や越前町付近では午前9時前までの1時間に猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。
宮城県や福井県では土砂災害の危険度が高まっている所がありますので、自治体からの情報を確認し、少しでも安全な場所への速やかな避難を心がけてください。

激しい雨のエリア広がる 非常に激しい雨も

今夜にかけてはさらに広い範囲で雨や雷雨となるでしょう。今、雨の降っていない所も油断できません。夜にかけてあちらこちらに発達した雨雲や雷雲がかかり、局地的には非常に激しい雨が降るでしょう。
四国や北陸ではきょう午後にかけて、東海ではきょう午後からあす7日(木)の午前中にかけて、線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。いつ線状降水帯が発生してもすぐに避難できるよう、自治体からの情報をチェックするなど、こまめに最新情報を確認してください。

大雨が発生 とるべき対応は

実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
①河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
②運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。

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