台風13号 伊豆諸島付近を北上する予想 関東や東北に接近する可能性も

2023年9月6日(水)16時0分 ウェザーニュース

2023/09/06 16:02 ウェザーニュース

9月6日(水)15時現在、台風13号(インニョン)は南大東島の東を北東に進んでいます。今後も日本の南海上を北上する予想で、明日7日(木)から伊豆諸島に影響が出るおそれがあります。
その後は関東や東北にかなり接近する可能性がありますが、進路や速度の不確実性が大きいため、今後の情報に注意してください。
▼台風13号 9月6日(水)15時
 中心位置   南大東島の東約320km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北東 30 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

伊豆諸島では雨や風が強まる

風の予想

台風13号は、今後も太平洋高気圧の周囲をまわるようにして北上する予想になっています。8日(金)頃にかけて若干勢力を強めるものの、暴風域を伴わない程度の発達にとどまる見通しです。
台風の接近する伊豆諸島では、明日7日(木)から明後日8日(金)にかけて雨や風の強まりに注意が必要です。
気象庁の台風予報では、その後8日(金)から9日(土)にかけて関東や東北への接近が予想されています。台風の進路次第では、台風を取り巻く外側の雨雲が関東の本土にもかかり、一時的に雨が降ったり、沿岸部では風の強まる可能性もあります。
ただ、引き続き進路や速度の不確実性が大きい状況です。最新の台風情報をこまめにご確認ください。

参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果

この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
北東に進む傾向はほとんどのメンバーで揃っていますが、東海道沖のあたりから東や北に進路を変えるメンバーもあり、さらに関東の東では動きが複雑になる可能性も示唆されています。
気象庁の台風予報でも、中心が入る確率が70%である予報円の大きさが、48時間先の8日(金)3時で210kmとなっています。これは現行の台風の48時間先の予報円としては最も大きいサイズであり、進路の不確実性が非常に大きいといえます。なお、予報円の大きさは台風の強さや大きさとは無関係です。
本州に近づいた場合には影響が大きくなることが考えられますので、今後の情報にご注意ください。

9月1つめの台風発生

平年の台風発生数

8月には6つの台風が発生しましたが、9月になってからは最初の台風発生です。今朝までは台風11号が存在していましたが、現在存在するのは台風13号のみです。
9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月と比べると発生数は減る傾向があります。一方で、本土への接近数や上陸数の平年値は、年間で9月が最も多くなります。今年も台風の襲来があるかもしれませんので、台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風13号の名前「インニョン(Yun-yeung/鴛鴦)」は香港が提案した名称で、カモの一種(オシドリ)のことをさすとともに、香港で人気のある飲み物の名前でもあります。

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