勉強で「成果を出す人」と「結果を出せない人」の決定的な差とは?

2024年9月10日(火)6時0分 ダイヤモンドオンライン

勉強で「成果を出す人」と「結果を出せない人」の決定的な差とは?

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成績アップ率、驚異の95.7%を誇る、門外不出の勉強法をついに解禁!小学生から社会人まで世代に限らず、「こんな勉強法があるなんて知らなかった!」という声が続々。なぜ、ストレスフリーになると、勉強で成果を出せるのか。そこには「一瞬で覚えられる」「10分の1の勉強時間で」という魔法のような方法はありません。最新の脳科学に裏付けられた、誰でも効果が出る『ストレスフリー勉強法』よりすぐに使えるノウハウを紹介する。

Photo: Adobe Stock

過去に学んだ情報を活用できなくなる一因が判明!

 成績がよい人と悪い人の違いはどこにあると思いますか?

・生まれ持った才能やセンス?・努力の量?・恵まれた環境?

 成績がよい人とそうでない人の違いは一言で表すことができます。

「勉強に対するストレスの量」

 スタンフォード大学心理学科のアンソニー・ワグナー教授は2020年、成人を対象にストレス条件下と非ストレス条件下で実験を行ない、ストレスが記憶と計画能力に与える影響を調査しました。参加者は厳しい制限時間のなか、社会的評価を伴う課題を通じてストレスを誘発され、その後、過去の記憶に基づいた計画を立てるタスクを実行しました。この過程で、fMRI(磁気共鳴機能画像法)を用いて脳の活動を観察しました。

 結果、ストレス条件下では参加者が記憶に基づいて計画を立てる能力が著しく低下することが明らかになりました。つまり、ストレスがかかると、以前に学んだ情報を適切に活用できなくなり、問題解決力が低下するのです。

 ストレスがある状態での勉強では、努力に伴った結果を得ることができません。わるい結果がさらなるストレスの原因となり、ストレスと勉強の間に悪循環が生まれるのです。

 私は長年、勉強のパフォーマンスを最大化できるように指導してきました。勉強に向き合う姿は一人ひとり違っていて、まさに十人十色。しかしその中で、成績のよい人たちには、「勉強を楽しんでいる」という共通点がありました。

 ストレスを感じにくい人は勉強を楽しめます。そして、勉強をつらく思わない人は成績がどんどん伸びていきます。勉強で成果を出すには、ストレスのかからない勉強法が必要なのです。

(*本記事は、『科学的アプローチで勉強がとまらなくなる ストレスフリー勉強法』より一部抜粋し、再編集したものです)

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