今年は早く感じる金木犀(キンモクセイ)の香り 関東を中心に咲き始める

2021年9月11日(土)13時0分 ウェザーニュース

2021/09/11 13:01 ウェザーニュース

今年は全体的に早い植物の開花報告。夏の厳しい暑さも一段落し、9月に入ってからは関東で朝晩だけでなく昼間も涼しさをを感じる日が続きました。
2021年は金木犀(キンモクセイ)の香りをすでに感じている人も各地で増え始め、早くも秋の香りが漂ってきています。

金木犀とは?

金木犀はモクセイ科の常緑小高木の一種で、元々は中国から渡来した花です。例年にかけて10月頃に開花し、その甘い芳香は秋の風物詩になっています。

関東で香りを感じている人が多い

(調査期間9月11日(土)9時40分〜11時/ 回答人数 2967人)

ウェザーニュースでは金木犀が香り始めているかどうかを調査し、速報的にまとめたところ、全国ではまだ8割の方が「香りを感じない」と答えていましたが、地域別に見てみると関東を中心に「香りを感じている」と答えている方の報告が多く目立ちました。
特に東京で39%と高く、次いで埼玉33%、神奈川は30%となり、関東を中心に甘い香りを感じている人が多くなっています。

9月に入り東京など気温の低い日が続いた

東京の最高気温(平年値と2021年の比較)

8月の終わりまでは最高気温が30℃以上の真夏日となった関東地方も、9月に入ると急に気温の低い日が続きました。
東京の平年値と2021年の気温を比べると5℃以上も低い日があり、金木犀など植物も気温を感じ取り、今年は例年よりも早いタイミングで咲き始めているようです。

この先の天気や気温傾向は?

金木犀の開花時期は気温の影響を受け、気温が高いほど開花時期は遅くなると言われていますが、この先一週間の気温を見てみると東海以西では30℃前後の日が続く見込みで、気温の高い日が続きます。
ただ、関東では朝晩涼しく、昼間も25℃前後となる見込みです。現在報告が多く届いている関東などでの金木犀の開花は更に進むかもしれません。
朝晩の涼しさの体感や虫の声に加えて、金木犀の香りでも秋の到来を感じそうです。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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