沖縄や奄美は断続的に激しい雨に注意 熱帯低気圧の影響
2024年9月11日(水)8時50分 ウェザーニュース
2024/09/11 08:52 ウェザーニュース
沖縄付近を通過した熱帯低気圧はだんだんと北西に離れるものの、周辺の暖かく湿った空気の影響で沖縄本島や奄美地方は今日も雨が降りやすくなります。
断続的に活発な雨雲が通過するため、激しい雨のおそれがあります。道路冠水や急な河川増水にも注意が必要です。
道路冠水や急な河川増水に注意
熱帯低気圧は東シナ海を北東に進み、沖縄からはだんだんと離れていっています。ただ、熱帯低気圧の南東側では湿った空気の流れ込みが強まり、発達した雨雲が発生している状況です。その発達した雨雲が沖縄本島や奄美大島などにかかり、局地的には激しい雨となっています。
8時30分までの1時間に国頭村では20.0mmの強い雨が降りました。奄美大島にあるアメダス古仁屋でも10.0mmのやや強い雨を観測しています。
ひとつひとつの雨雲は大まかに南東から北西に動いていて、ところどころに発達した雨雲が含まれています。このあとも局地的には1時間に30mmを超える激しい雨の降るおそれがあり、短時間に激しい雨に見舞われるところでは道路冠水や低地の浸水に注意してください。沖縄の都市部で雨が強まると河川が急に増水することも考えられるので注意が必要です。
奄美地方では昼頃にかけて、沖縄本島では夕方前まで雨の強まりやすい状況が続きます。だんだんと湿った空気の流れ込みの中心は西の方へと移っていくため、夕方以降は先島諸島で雨が強まるおそれがあります。