勉強効率を低下させるSNSで絶対にやってはいけないこと

2024年9月12日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

勉強効率を低下させるSNSで絶対にやってはいけないこと

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成績アップ率、驚異の95.7%を誇る、門外不出の勉強法をついに解禁! 小学生から社会人まで世代に限らず、「こんな勉強法があるなんて知らなかった!」という声が続々。なぜ、ストレスフリーになると、勉強で成果を出せるのか。そこには「一瞬で覚えられる」「10分の1の勉強時間で」という魔法のような方法はありません。最新の脳科学に裏付けられた、誰でも効果が出る『ストレスフリー勉強法』よりすぐに使えるノウハウを紹介する。

Photo: Adobe Stock

ストレスの影響を受けやすい人

 ストレスは大人にとっても深刻な問題ですが、若い人はより大きな影響を受けます。なぜなら、彼らは身体的・精神的にまだ成長過程にあり、ストレスに対処するための能力も発達途上だからです。

 人間の脳、特に「前頭葉」は、感情の調節やストレスへの対処に重要な役割を果たしています。また、意思決定、問題解決などの複雑な認知行動も担当しています。

 オックスフォード大学のシニア・リサーチ・フェローであるジョナサン・CW・ブルックス氏らは、さまざまな年齢層の被験者を対象に、MRIなどの先進的な画像技術を用いて脳の構造を詳細に観察しました。

 その結果、前頭葉は20代前半まで発達を続けることがわかったのです(これには個人差があり、25歳頃まで続くという研究や、30歳を超えても成長しているという例もあります)。

 前頭葉が発達を続けている。つまり、「脳が不安定」であるということ。若い人の脳がストレスの影響を受けやすいことは、致し方ないことです。特に、勉強そのものがストレスの要因になっている場合、その傾向は顕著になります。ストレス耐性がまだ成熟していない脳で、ストレスのかかる作業をしているわけですから、至極当たり前の話なのです。

 また、昔(少なくとも、私が高校生の頃)と比べて、ストレスにさらされやすいのではないでしょうか。その理由の一つが、SNSです。InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのプラットフォームで友人や有名人の投稿を見ては、自分と他者を比較してしまいます。この「比較文化」は、自尊心を低下させ、学業に対するモチベーションの喪失を引き起こす要因になります。さらに、勉強への集中を妨げ、勉強効率を低下させる大きなストレッサーとなるのです。

 学力の比較は、大きなストレス源です。友人が自分よりもよい成績を取ったと知ると、自己肯定感の低下を感じることがあります。

(*本記事は、『科学的アプローチで勉強がとまらなくなる ストレスフリー勉強法』より一部抜粋し、再編集したものです)

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