井上尚弥VSドネア、「10万円チケット」は安い?高い? タイソンに次ぐ高額でも「ほぼ完売」

9月12日(木)18時52分 J-CASTニュース

井上尚弥(2016年撮影)

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2019年11月7日に行われるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝戦のチケットがほぼ完売状態にあるという。決勝戦ではモンスター井上尚弥(26)=大橋=と、世界5階級制覇のノニト・ドネア(36)=フィリピン=が激突する。世界中のボクシング関係者からも注目される一戦。試合のゴングまであと2カ月を切り、日本のボクシングファンの期待は高まる一方だ。

タイソンの来日2戦目リングサイドは15万円



日本で開催されるボクシングの世界戦において、「モンスター」VS「フィリピンの閃光」は最高峰のものになるだろう。用意された舞台は、最大3万5000人収容可能な日本でも最大級の会場となるさいたまスーパーアリーナだ。試合チケットの最高額は、歴史的一戦にふさわしく10万円の値が付いている。日本開催のボクシング世界戦で最高レベルの高額チケットとなる。



1988年3月、ヘビー級統一王者マイク・タイソン(米国)が初来日を果たした試合のリングサイドは10万円に設定された。東京ドームのこけら落としとして開催され、タイソンが米国以外で初めて行った試合として世界中の注目を集めた。タイソンは、2年後の90年に再来日してジェームス・ダグラス(米国)と対戦。この時のリングサイドは日本ボクシングの過去最高額となる15万円で売り出された。



日本人ボクサーが出場した世界戦で、リングサイドのチケットが10万円に設定されたのはごくわずかで、代表的なのは1994年に行われた辰吉丈一郎VS薬師寺保栄の一戦と、2009年の内藤大助VS亀田興毅の世界戦だ。それぞれリングサイドの最高額は10万円で、内藤VS亀田戦の会場は、今回の井上VSドネア戦と同じさいたまスーパーアリーナだった。



メイウェザーVSパッキャオ戦は1000万以上の値が



88年のタイソンに始まり、94年の辰吉VS薬師寺戦から世界戦チケットの国内市場に大きな変動は見られず、最高額は25年間据え置き価格となっている。今や世界のパウンド・フォー・パウンド(PFP)上位に名を連ねる井上と、フィリピンのレジェンドとのリングサイド10万円は果たして高いのだろうか。ボクシングの本場・米国の事情をみてみると、「モンスター」の世界戦の10万円チケットは「割安」であることが分かる。



2015年に米MGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたフロイド・メイウェザーJr(米国)とマニー・パッキャオ(フィリピン)戦のチケットは破格のものだった。一般ファン向けには約18万円から90万円の各種席が販売され、リングサイドの特別席は約120万円だった。この特別席はプラチナチケットと化し、各国のセレブによる「争奪戦」が繰り広げられ、最終的に1枚1000万円以上の値が付いたともいわれている。



ラスベガスでは、カジノやホテルが顧客をボクシングの試合に招待するスタイルが一般的で、純粋にボクシングの試合を楽しみたいとする日本のファンとは性質が異なる。それゆえ日本と米国のボクシング事情を安易に比較することは出来ないが、稀代のボクサーをリングサイドで観戦出来る対価は、果たしていかほどのものか。「モンスター」がタイソンを超える日は近いだろう。

J-CASTニュース

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