【台風第18号に関する情報】平成29年9月16日22時35分 気象庁予報部発表
2017年9月16日(土)22時35分 株式会社サニースポット
平成29年9月16日22時35分 気象庁予報部発表
大型で強い台風第18号や活発な前線の影響により、17日にかけて、西日本を中心に大荒れとなるでしょう。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。また、西日本から北日本の広い範囲で、大雨に厳重に警戒してください。
[台風の現況と予想]
大型で強い台風第18号は、16日21時には東シナ海にあって、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の北東側200キロ以内と南西側130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風第18号は東シナ海を北東に進み、17日朝から昼前に、九州に上陸するおそれがあります。その後、台風は次第に速度を速め、暴風域を伴って17日夜にかけて西日本を通過するでしょう。台風の接近に伴って、九州南部から本州の南海上にのびる前線の活動が活発になり、18日にかけて西日本から北日本を北上する見込みです。
18日は、台風が温帯低気圧の性質を帯びながら、東日本から北日本の日本海側を北東へ進むため、暴風域や強風域が広がり、台風の中心から離れた地域でも、暴風や強風に警戒・注意が必要です。台風は18日夜にはサハリン付近へ進み、温帯低気圧に変わる見込みです。
[防災事項]
<大雨・雷・突風>
台風や活発な前線の影響により、17日にかけて、西日本から東日本の広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、局地的に猛烈な雨の降るおそれがあり、大雨となる見込みです。18日は北日本でも大雨のおそれがあります。
18日0時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
四国地方、近畿地方 400ミリ
九州北部地方 350ミリ
九州南部、東海地方 300ミリ
中国地方、関東甲信地方 200ミリ
北陸地方 150ミリ
奄美地方、東北地方 100ミリ
19日0時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
中国地方、東北地方、北海道地方 100から200ミリ
東海地方、北陸地方 100から150ミリ
近畿地方、関東甲信地方 50から100ミリ
です。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
<暴風・高波>
奄美地方では海上を中心に猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなっています。九州では海上を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなっているところがあります。台風の接近に伴って、17日にかけて、西日本を中心に、猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなるところがある見込みです。
17日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
九州南部・奄美地方 35メートル(50メートル)
九州北部地方、四国地方、中国地方、近畿地方
30メートル(45メートル)
北陸地方 25メートル(35メートル)
東海地方、関東甲信地方 20メートル(30メートル)
東北地方 18メートル(30メートル)
17日にかけて予想される波の高さは、
九州南部・奄美地方、九州北部地方 9メートル
四国地方、近畿地方 8メートル
東海地方 7メートル
中国地方、北陸地方 6メートル
関東甲信地方 5メートル
です。
暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
<高潮>
西日本から東日本では、台風の影響で潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒・注意してください。
[補足事項等]
今後の台風情報や地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「台風第18号に関する情報(総合情報)」は、17日5時頃に発表する予定です。