「電話が苦手な人しかわからないことは何?」で出てきた神回答・ベスト2
2024年9月17日(火)6時0分 ダイヤモンドオンライン
「電話が苦手な人しかわからないことは何?」で出てきた神回答とは?これまでX(旧Twitter)上で8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、累計で200万以上の回答を見てきた「坊主」氏。いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
Photo: Adobe Stock
さあ「大喜利」に取り組もう
みなさんにぜひ「大喜利」に取り組んでほしい。 そうはいっても、どうやって大喜利に取り組めばいいのか、わかりませんよね。
ここで、1つの補助線を引きましょう。 それが、「お題 → 素材 → 加工」というステップです。 まずは、「お題から連想する素材」をどんどん出すことです。
<お題>「電話が苦手な人しかわからないことは何?」選手権
というお題を元にしましょう。
固定電話という文化が減り、電話が苦手な若者は増えていると言います。
その一方で、社会に出て会社に入ると、電話の応対スキルは必須となります。
そこでの苦労や失敗は、誰にでもあることでしょう。 それらが大喜利の「素材」になります。
<回答>・かかってきた電話番号が電話帳に「未登録」だった場合、その番号でググる・受話器を置いた瞬間、直前まで話していた内容を丸ごと忘れる
いかがでしょうか。
どちらも、あなたに身に覚えのある神回答ではないでしょうか。
大喜利で大事なのは、いきなり面白いことを考えることではなく、とにかく素材の「数を出す」ということです。 その素材を上の例のように「加工」することで、回答に出すことができます。
「知らない番号には出ない」というありきたりの回答ではなく、「番号をググる」。「話すのが苦手」と言うのではなく「丸ごと忘れる」。
このように、あるあるネタとして「1つだけひねりを加える」という方法です。 こういうテクニックには、いくつかパターンがあるので、ぜひ身につけてみましょう。
(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)
坊主(ぼうず)ポケモンGOのやりすぎで坊主バーをクビになった僧侶日本一の大喜利アカウントX(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。