不漁で解凍サンマに、でも「さすが気仙沼」の声

9月17日(日)20時1分 読売新聞

不漁により、解凍サンマが振る舞われた「目黒のさんま祭」(17日午前、東京都目黒区で)=飯島啓太撮影

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 古典落語「目黒のさんま」にちなみ、炭火で焼いた5000匹のサンマを振る舞う「目黒のさんま祭」が17日、東京都目黒区の田道広場公園で開かれた。

 宮城県気仙沼市産の生サンマを提供する毎年恒例の行事だが、今年は深刻な不漁のため、解凍サンマに代えて開催にこぎ着けた。

 同祭が始まった1996年以降、「気仙沼の新鮮なサンマを食べてもらいたい」と「生」にこだわって続けてきた。しかし今年は、気仙沼漁港で今月2日にサンマが揚がってから2週間、水揚げがなかったため、解凍サンマに変更した。

 気仙沼市側の同祭の実行委員会会長・松井敏郎さん(70)は「苦渋の決断だ」と厳しい表情を見せたが、会場では、サンマを心待ちにした来場者で長蛇の列ができた。東京都中野区、会社員の男性(34)は「生と遜色なく、脂ののりがよく、ふっくらしていておいしい。解凍でも、さすが気仙沼のサンマだ」と笑顔で話した。

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