【台風第１８号に関する情報】平成29年9月18日16時33分 気象庁予報部発表

平成29年 台風第18号に関する情報 第148号
平成29年9月18日16時33分 気象庁予報部発表


大型の台風第１８号の影響により、北日本では、１９日未明にかけて、非常に強い風が吹き、大しけとなる所があるでしょう。暴風やうねりを伴った高波、土砂災害に警戒してください。


［台風の現況と予想］
　大型の台風第１８号は、１８日１５時には稚内市の南南東約１３０キロにあって、１時間におよそ６５キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は９７５ヘクトパスカル、最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートルで、中心の東側３９０キロ以内と西側１７０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風は、今後、オホーツク海に進んで、１８日夜には温帯低気圧に変わる見込みです。台風は温帯低気圧の性質を帯びて、暴風域や強風域が広がっていますので、台風の中心から離れた地域でも、暴風や強風に警戒・注意が必要です。

［防災事項］
＜暴風・高波＞
　北日本では、非常に強い風が吹き、大しけとなっています。
　北日本では、１９日未明にかけて、海上を中心に非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込みです。１８日は北海道の海上で、猛烈な風の吹く所があるでしょう。
　１９日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）は、
　　北海道地方　　　　　　　３０メートル（４５メートル）
　　東北地方　　　　　　　　２０メートル（３０メートル）
　１９日にかけて予想される波の高さは、
　　北海道地方　　　　　　　８メートル
　　東北地方　　　　　　　　６メートル
　です。
　暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。

＜大雨・雷＞
　北海道では、１８日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
　１９日１８時までの２４時間に予想される雨量は、多いところで、
　　北海道地方　　　　　　８０ミリ
　です。
　
　北日本では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、増水している河川があります。
　土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

＜高潮＞
　台風の影響により、北海道では１９日にかけて潮位の高くなる所がある見込みです。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に注意・警戒してください。

［補足事項等］
　「台風第１８号に関する情報（総合情報）」は、これで終了しますが、地元気象台が発表する警報・注意報、気象情報に留意してください。