東京や埼玉など雨雲急発達で雷雨に 東京都心の空には“乳房雲”

2024年9月18日(水)14時30分 ウェザーニュース

2024/09/18 14:38 ウェザーニュース

今日18日(水)の午後になって東京と埼玉の都県境などで雨雲が発生して急速に発達し、局地的に激しい雷雨に見舞われています。
このあとは東京都心でも天気の急変に注意が必要です。土砂降りの雨や落雷に気をつけてください。

秩父・多摩エリアではゲリラ雷雨に

12時前後に埼玉県秩父市周辺で雨雲が発生して短時間に急発達しながら東に拡大しました。埼玉県では秩父エリア、東京都では多摩エリアで雷と共に激しい雨を降らせています。
秩父市にあるアメダス浦山では14時30分までの1時間に35.0mmの激しい雨を観測。東京都奥多摩町にあるアメダス小河内でも1時間に21.0mmの強い雨が降りました。自治体が設置した雨量計では1時間に80mmを超える雨量を観測し、局地的には猛烈な雨となったところもあります。東京都や埼玉県の一部には土砂災害警戒情報と大雨警報が発表されています。
また、関東北部でもところどころで雨雲が発達しているところがあり、茨城県水戸市では1時間に31.0mmの激しい雨が降っています。

東京都心やさいたま市でも雷雨のおそれ

発達した雨雲は、今日は上空の西風に乗って東に移動するため、この後はさいたま市や東京23区内でもゲリラ雷雨になるおそれがあります。
東京都心では大気の状態が不安定になり、「乳房雲」と呼ばれる雲が発生しています。雲の中の強い下降気流と、雲の下の上昇気流がぶつかることにより、渦を巻くような流れ(=乱流)が発生して、この流れが乳房のような特徴的な雲の形を作り出しています。
このあと、夕方にかけては関東南部の平野部でも激しい雷雨に見舞われるおそれがあるので天気の急変に注意が必要です。荒天の間は外出を控えて屋内で安全を確保するようにしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

ウェザーニュース

「雨」をもっと詳しく

「雨」のニュース

「雨」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ