池袋暴走「39万筆」署名も元院長は沈黙 代理人に改めて取材申し込むが...

9月20日(金)19時39分 J-CASTニュース

会見を開いた松永さん(右)と上原さん(2019年9月20日編集部撮影)

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2019年4月に発生した池袋暴走事故で、松永真菜さん(当時31)と娘の莉子ちゃん(3)を失った遺族が9月20日、東京都千代田区の東京地検を訪れ、乗用車を運転していた飯塚幸三・元旧通産省工業技術院院長への厳罰を求める署名39万1136筆と、速やかな送検や起訴を求める要望書を東京地検に提出した。

同日、都内で開かれた会見で、妻と娘を失った遺族の松永さん(33)は「つらい思いをする被害者と苦しい思いを一生抱えていかなければいけない遺族が出ないように、自分ができることをしていきたい」と訴えた。



検察官から「責任を持ってお預かりします」




7月18日のブログ立ち上げとともに、署名活動を始めた。郵送での署名活動に加え、東京や沖縄でも署名を募ってきた。当初は送検のタイミングで署名を出す予定だったが、捜査が進まず送検も遅れる状況で、速やかに送検・起訴してもらおうと20日に提出。検察官からは、署名について「責任を持ってお預かりします」という言葉をもらったという。



9月19日夜の時点で、39万1136筆の署名が集まった。会見で松永さんは、「皆さまの署名、思いが無駄にならないよう、速やかな起訴をお願いする要望書もともに提出させて頂きました。重要なご報告や発信は、ブログ更新でお知らせさせて頂きたいと思っています。約2カ月間、署名活動へのご協力、誠にありがとうございました。遺族を代表して、心よりお礼申し上げます」と述べた。



20日は、真菜さんの父・上原義教(よしのり)さん(62)も沖縄から駆け付けた。上原さんは、「普通の罰を受けていただきたいと心から願います」と訴え、「私たち遺族もこれから前を向いていかなければいけない。私にとっては最愛の娘でした。最愛の孫でした。本当に悔しい気持ちでいっぱいです。全国の皆さまの励ましに支えられ、今日まで生きてくることができました」と声を震わせた。



飯塚元院長の代理人「マスコミなどの取材は一切応じない」




J-CASTニュースでは署名提出を前にした2019年9月13日、飯塚元院長の代理人に電話で取材を申し込んだ。



——厳罰を求める署名活動について、ご見解など伺えないか。


申し述べることは何も。取材に対して内心の考えていることを伝えるなどの意向は全くない。もちろん考えていることはあるとは思いますけれども。

——理由について。


非常に慎重に対応している。一切応じてはいません。

——書面で取材の内容をお送りしたい。書面でのご回答を検討いただけないか。


捜査も続けられている中で、何か事件に関連することをどうのこうのというのは、まったく一切ない。



「マスコミなどの取材は一切応じていない」とされ、明確な回答は得られなかった。


改めて代理人が所属する法律事務所にも、



1)運転者に厳罰を求める署名活動自体へのお受け止めについて、お伺いしたく存じます。

2)8月30日時点で、署名が29万筆以上集まりました。この数について、ご見解等お伺いしたく存じます。

3)厳罰を求める署名活動に関しまして、飯塚元院長のコメントを頂きたく存じます。

について、書面で13日に回答を求めたが、回答期限の9月18日までに回答はなかった。



(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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