大雪山旭岳の紅葉が見頃に 夏から続いた高温で色付き遅れる
2023年9月24日(日)12時30分 ウェザーニュース

2023/09/24 12:10 ウェザーニュース
今日9月24日(日)、北海道・大雪山旭岳の紅葉が見頃を迎えました。夏から続いた高温の影響で、平年よりもやや遅い見頃になっています。
平年よりも一週間遅い見頃
葉が色付く時期は気温と深く関係しており、気温が低いと色付く時期は早くなり、高いと遅くなります。
今年の夏は北日本を中心に暖かい空気に覆われ、平均気温は1946年の統計開始以来、夏としては最も高くなりました。9月になっても高温傾向は変わらず、北日本の山々では平年よりも色付きが遅れています。
北海道は9月中旬になって、ようやく朝晩の気温が下がり始め色付きが進みました。「日本一早い紅葉」と言われる大雪山旭岳のロープウェイの担当者によると、今日9月24日(日)時点で見頃を迎えたとのことです。平年よりも一週間ほど遅い見頃となっています。
今後は放射冷却で色付きが進む見込み
今後も11月にかけて、平均気温は全国で平年よりも高い予想になっています。ただ、天気は周期変化で、東日本や西日本を中心に晴れる日も多い見通しです。晴れる日の朝晩は放射冷却による冷え込みが見込まれるため、葉の色付きは平年通りに進む所が多いとみています。
北海道や東北北部の山々など、既に色付きの開始が遅れている名所は、平年よりもやや遅い見頃となる所が多い予想です。
平野部での紅葉はまだまだ先ですが、山の色合いは段々と変わってきます。少し遠くを眺めて、季節の進みを感じてみてはいかがでしょうか。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)