「一流企業出身」はUターン転職では価値がない

9月26日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

地元に帰って仕事をするUターン転職。みんなに歓迎されている!と思い込んでいるのは、あなただけかもしれません

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誰からも歓迎されない

サプライズ地方転職は禁物


 前回から、キャリアチェンジにおける“複線”を話題にしています。複線の複は複数の複です。正副の副ではないことに注意してください。つまり、どちらかが主でどちらかが従というものではありません。仕事が複線化することを意味していますが、場合によっては住むところが複数になることもあります。


 いわゆるU・I・Jターンをしてキャリアチェンジする場合なら、いきなり別の場所に移住してしまうのではなく、複数拠点に滞在しながら徐々に軸足を移すのが望ましいやり方です。


 準備期間を設け、“複住”をしてみるのです。


 ちなみにUターンとは自分の生まれ故郷に帰ってキャリアを再スタートさせること、Iターンは縁も所縁もない場所での再スタート、Jターンは生まれ故郷の近くだが異なる場所で再スタートすることを意味します。たとえば青森出身の方が、同じ東北地方ですが青森とは異なる仙台でキャリアを再スタートさせるような場合をJターンといいます。


 いずれにしても、今住んでいるところからいきなり別の場所に移り住むのはリスキーです。


 特にIターンでのいきなり移住は危険です。知らない場所に行く以上、転職にせよ起業にせよ、何年か掛けて何度となくその土地に通い、なじみの場所を作り、人脈を作るべきです。


 そうやって、移り住む際にその土地の人の皆さんに「とうとう来たね」と言わせることが肝要なのです。


 前回の最後に「サプライズは禁物」と書きましたが、それは出る側の組織の人間、これまでの関係者に対してだけでなく、行く先の組織や土地、関係者に対しても同じなのです。


 去っていく組織の人に「とうとうやるんだね」「ついに行くんだね」といわれるように、行く先の人たちから「とうとう来たね」「待ってました!」と歓迎されることこそ、あなたの門出を彩る言葉であるべきなのです。


「故郷に帰るから怖くない」が危険!

実は地元で歓迎されないUターン


 では、Uターンの場合はどうでしょうか?


 Uターンであれば、「故郷に帰るのだから怖くない」「よく知っている環境だし、人脈もある」と考えがちです。しかし、本当にそうでしょうか?この思い込みが大変危険なのです。Uターンも意外とリスキーだということも、覚えておいてください。


 多くの場合、東京や大阪などといった大都市圏以外に故郷があって、そこから大学入学・就職などに際して東京や大阪に出てきて、生活を開始する。その後、都会に根を張って、生活の拠点も作ってきたけど、何らかの事情で何年か何十年か後に故郷に帰るというのが通常のパターンでしょう。


 あえて言葉を選ばず言うなら、そうした場合、“一度故郷を捨てている”わけです。それでも人間の心のなせる業でしょうか、帰郷する際には、帰る側は郷愁いっぱい、良い思い出しか思い出さないものです。


 しかし、故郷に今でもいる旧友たちはどうでしょうか?同じ思いでしょうか?いや、彼らがあなたのことをどう思っているかはわかりません。必ずしも良く思っているとは限らない。待ち焦がれているとはとても思えません。たまに帰る時には優しく迎え入れてくれるとしても、そこに定住するとなると話は別です。




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