【台風第２４号に関する情報】平成30年9月27日16時54分 気象庁予報部発表

平成30年 台風第24号に関する情報 第23号
平成30年9月27日16時54分 気象庁予報部発表

大型で非常に強い台風第２４号は、２９日に沖縄・奄美にかなり接近する見込みです。暴風や高波に厳重に警戒し、大雨にも警戒してください。

［台風の現況と予想］
　大型で非常に強い台風第２４号は、２７日１５時には、宮古島の南東にあって、ゆっくりした速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は９５５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４５メートル、最大瞬間風速は６０メートルで、中心から半径２２０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風は今後もゆっくりと北上し、２９日には非常に強い勢力で沖縄・奄
美にかなり接近する見込みです。また、２９日には日本の南に停滞する前線が西日本に北上して活動が活発化するでしょう。
　台風はその後、北東に進路を変えて速度を上げ、３０日頃に非常に強い勢力を維持して西日本にかなり接近し、１０月１日頃にはさらに速度を上げて東日本や北日本にかなり接近するおそれがあります。

［防災事項］
＜暴風・高波＞
　沖縄地方の海はうねりを伴って大しけとなっており、奄美地方でも２７日夜遅くから大しけとなる見込みです。２８日は台風が近づくため、沖縄地方では猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなるでしょう。
　２８日までに予想される最大風速（最大瞬間風速）は
　　沖縄地方　　　　　　　　３０メートル（４５メートル）
　２８日までに予想される波の高さは
　　沖縄地方　　　　　　　　１１メートル
　　奄美地方　　　　　　　　　８メートル
です。
　その後、沖縄・奄美では２９日は風がさらに強まり、猛烈なしけが続く見込みです
　暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
　
＜大雨・雷・突風＞
　台風の接近に伴って、２８日から沖縄地方を中心に大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。台風がかなり接近する２９日にかけて大雨となるでしょう。前線の影響で西日本でも雨量が多くなるおそれがあります。
　２８日１８時までの２４時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
　　奄美地方　　　　　　１２０ミリ
　　沖縄地方、九州南部　１００ミリ
　その後２９日１８時までの２４時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、
　　沖縄地方　　　　　　　　　　　　　　　　２００から３００ミリ
　　九州南部、奄美地方、四国地方、中国地方　１００から２００ミリ
　　九州北部地方　　　　　　　　　　　　　　１００から１５０ミリ
の見込みです。　
　土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

　３０日から１０月１日頃にかけて、西日本から北日本にかけての広い範囲で暴風や大しけ、大雨となるおそれがあります。交通障害、停電、果実の落下などの農作物の被害が発生するおそれがあるため、早めの対策が必要です。

［補足事項等］
　次の「平成３０年　台風第２４号に関する情報（総合情報）」は、２８日５時頃に発表する予定です。