【台風第１８号に関する情報】令和元年9月30日05時13分 気象庁予報部発表

令和元年 台風第18号に関する情報 第17号
令和元年9月30日05時13分 気象庁予報部発表

強い台風第１８号は発達しながら北上し、３０日夜にかけて、暴風域を伴ったまま強い勢力で先島諸島に接近する見込みです。先島諸島では、３０日夜を中心に猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなるでしょう。暴風や高波に厳重に警戒してください。

［台風の現況と予想］
　強い台風第１８号は、３０日３時には与那国島の南にあって、１時間におよそ２０キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は９７５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３５メートル、最大瞬間風速は５０メートルで、
中心の東側１７０キロ以内と西側１１０キロ以内では風速２５メートル以
上の暴風となっています。
　台風は発達しながら北上し、暴風域を伴ったまま強い勢力で、３０日夜にかけて先島諸島に接近する見込みです。その後は東シナ海を北上し、次第に進路を北東に変えて進み、１０月３日にかけて九州北部地方に接近するでしょう。さらに、４日は温帯低気圧の性質を帯びながら日本海を東に進む見込みです。

［防災事項］
＜暴風・高波＞
　沖縄地方の海上では、強い風が吹き、海上はうねりを伴ってしけとなっています。
　台風の接近に伴い、沖縄地方では３０日は次第に風が強まり、波が高くなる見込みです。３０日夕方から夜遅くにかけて猛烈な風が吹き、３０日昼過ぎから１０月１日明け方にかけて猛烈なしけとなるでしょう。暴風や高波に厳重に警戒してください。
　１日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）は、
　　沖縄地方　４０メートル（６０メートル）
　１日にかけて予想される波の高さは、
　　沖縄地方　１０メートル
の見込みです。
　なお、２日から３日にかけては、九州北部地方を中心に暴風や大しけとなるおそれがあります。

＜大雨・雷・突風＞
　台風本体や台風周辺の発達した雨雲がかかる沖縄地方では、３０日夜を中心に雷を伴った猛烈な雨が降り、大雨となる見込みです。
　１０月１日６時までの２４時間に予想される雨量は、
　　沖縄地方　　　２５０ミリ
の見込みです。

　土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づ
く兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。


＜高潮＞
　台風の接近に伴い、沖縄地方では潮位が高くなる見込みです。３０日は、海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に注意してください。