高温の北海道 明日1日は10月史上最高気温を更新か!? 来週は寒気で雪も

2022年9月30日(金)14時36分 tenki.jp

明日(1日)の道内の予想最高気温は、内陸を中心に広く26度前後で、平年より6度くらいも高い所が多い見込みです。網走では30度まで上がる予想で、もし真夏日となれば10月の北海道では観測史上初めてのことになります。

10月の記録を35年ぶりに更新か

北海道では平年より気温が高めの日が続いていますが、明日(1日)は上空に真夏並みの暖かい空気が流れ込む影響で、さらに気温が上がる見込みとなっています。明日の最高気温は広く26度前後で、特にオホーツク海側では南よりの風のフェーン現象の影響もあって30度前後まで上がり、10月としては記録的な暑さとなりそうです。
10月の道内最高気温の記録は、1987年10月5日に網走地方の佐呂間で観測された28.2度です。もし明日、記録を塗り替えるとなると、35年ぶりのこととなります。
さらに、これまで(アメダスが整備され始めた1976年の統計開始以来)の道内の真夏日の最晩記録は2007年9月21日に網走地方の北見市常呂で観測された32.5度ですが、もし明日真夏日が観測されると、道内の真夏日最晩記録を10日くらいも塗り替えることになります。
なお、明日の札幌の予想最高気温は29度くらいですが、札幌の10月史上最も高い気温は2021年10月4日に観測された27.3度で、2年続けて10月の最高気温の記録を更新する可能性があります。
道内各地で記録的な高温となるため、日中の服装は半袖でも汗をかいてしまうくらいとなるかもしれません。熱中症や食中毒には十分注意してください。

今後の気温 来週は季節が一気に進み、山で雪も?

暑さのピークは明日1日ですが、4日(火)にかけても平年より高めの気温が続き、最高気温は22度前後の所が多い見込みです。しかし、4日は北海道付近を前線が通過し、通過後は上空に強い寒気が流れ込み、最高気温でも15度に届かない所が多くなるでしょう。
上空の寒気の影響で、山や標高の高い峠では雨が雪に変わり、山頂などではうっすらと積もることもありそうです。今シーズンの道内はまだ初冠雪の便りが届いていませんが、この頃には旭岳や利尻山などで、初冠雪の観測となることもあるかもしれません。
なお、10月の気温は平年並みか高めで、今回の寒気で一気に秋が深まり、そのまま冬が来てしまうというわけではなく、その後は平年並みか高めの気温となる日もありそうです。
しかし、平年でも山では雪が積もり始める頃で、ひとたび強い寒気が入ると峠でも積雪状態となったり、凍結路面に繋がる恐れがあります。特に峠付近を通行する機会が多い方は、そろそろタイヤ交換が必要となりそうです。

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