「聲の形」大今良時氏が京アニ支援のチャリティー色紙 売上は全額寄付「自分ができる少しのことを」

2019年10月1日(火)14時28分 BIGLOBEニュース編集部

大今良時氏描き下ろしイラスト チャリティー色紙

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講談社と映画「聲の形」の原作者・大今良時氏は、放火事件で多くの犠牲者が出た京都アニメーション支援のためのチャリティー色紙を発売する。


「聲の形」は、京都アニメーション制作で2016年に映画化された漫画作品。制作を通じて京都アニメーションのスタッフと親交があった原作者の大今氏が、「被害にあわれた京都アニメーションや関係者の皆様へ支援をしたい」と講談社に申し出たことで、チャリティー色紙の発売に至った。大今氏はコメントの中で、「キャラデザ打ち合わせで山田さんの発言に西屋さんが控えめにツッコミを入れる」と、映画のキャラクターデザインを務めた西屋太志さんにも思いを寄せている。


チャリティーのために大今氏が描き下ろしたイラストには、手をつなぐ主人公の硝子と将也の姿が描かれている。色紙は全国のアニメイトで10月11日から28日まで500円(税別)で販売。1日から予約を受け付けている。


【大今良時氏コメント】

今になってよく思い出すのは、脚本打ち合わせで京アニの皆さんが和気藹々としている風景です。
キャラデザ打ち合わせで山田さんの発言に西屋さんが控えめにツッコミを入れる場面や、「このあいだ監督の誕生日を祝ったんです」こんな話をきいたときに、ああなんてアットホームな職場なんだと思ったものです。
打ち合わせは、まるでけいおんの部活動のように、いつもお茶とお菓子と雑談がセットでした。

この環境のおかげで仲間との連携もよくとれるんだなぁと、京アニさんが繊細で一体感のあるアニメーションを作ることができるのも納得でした。
その期間、京アニという輪の仲間に一瞬でも入ることのできた自分は幸せでした。
京アニの皆さんは、作品の一瞬一瞬のために魂を込めて作ってくださいました。
視聴者として初めて京アニ作品を見た時以上の感動を、絶えず与えてくれる姿がそこにありました。
そしてそんなすごいものをこれからも見せてくれる人たちが、あの日も居たんだと思います。
あの場所で起きた出来事に、自分には、彼らが残してくれたものを見て、聞いて、思うことしか出来ません。
起きた事に向き合う日々が続いていると思います。こえにならない沢山の思いを今も抱いて過ごしている被害者の方々に向けて、自分ができる少しのことをしたいと思います。
ずっと応援しています。

大今良時

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