自然災害に大打撃を受けた阪神タイガース、全日程消化できるか!?

2018年10月2日(火)19時0分 ウェザーニュース


2018/10/02 19:49 ウェザーニュース

プロ野球が終盤になって大変なことになりました。パ・リーグは10月13日のクライマックス・シリーズ(CS)までにレギュラーシーズンの日程を消化できず、CS初日(ソフトバンク対日本ハム)に別球場でロッテ対楽天(共にBクラス確定)が組まれたのです。一方、セ・リーグの展開はもっと微妙です。

阪神はCSに進出できるか?

セ・リーグの阪神は、10月2日時点で残り10試合なので、雨天中止がなければ10月11日に日程を消化してレギュラーシーズンが終了する見込みです。阪神は3位のDeNAと4ゲーム差の5位(10月2日18時時点)なので、3位以内に入ってCS進出の可能性が残されています。
CS進出球団は、「クライマックスシリーズ開幕予定日の2日前までに組み込まれた日程終了時点での順位をもって確定する」という規定があります。CSは10月13日に始まるので、2日前の11日までに3位以内だったらCSに進出できるのです。

雨天中止ならシーズン途中の順位

しかし、阪神の残り10試合は予備日がありません。ダブルヘッダーが組まれない限り1試合でも雨などで中止になれば、阪神はレギュラーシーズンの途中の順位でCSに進出できるか否かが決まってしまうのです。
下の表は阪神の今後の試合日程ですが、10月10日・11日は、10月2日時点で公表されていません。

ウェザーニュースの2日時点での見通しは、台風25号の北上に伴って秋雨前線も北上し、10月4日〜6日にかけて湿った空気の流入もあって雨が降りやすくなります。現段階で雨量はそれほど多くないと見ているので、中止リスクは中程度。この3日のうち1日中止があるかないかという、まさにヒヤヒヤな状況になりそうです。

自然災害や不順な天候が続いた今年

今年の自然災害や不順な天候がこうした事態を招きました。阪神の場合、西日本豪雨で7月5〜7日の甲子園(対中日、対DeNA)、7月9〜11日のマツダスタジアム(対広島)での試合が中止となったのです。結局、10月2日時点で、中止になったのは20試合にのぼりました。
2007年に始まったCSを振り返ると、2013年にパ・リーグがCSまでにレギュラーシーズンを消化できず、CS開催日の10月12日・13日に楽天(優勝)対オリックス(Bクラス確定)の2試合を行ったケースがあります。
阪神がCSに進出できずに残り試合を消化できなければ、2013年のようにCSの裏で開催して残り試合を消化できるでしょう。しかし、阪神がレギュラーシーズンの残り試合を抱えたままCSに進出して勝ち進んだら、CSの合間に残り試合を消化するのでしょうか。阪神戦の空模様が気がかりなレギュラーシーズン終盤です。


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