竹中平蔵氏「文科省は何のために存在している役所なのか」「旧帝大は民営化したらいいと思う」

10月3日(水)9時0分 AbemaTIMES

 「文科省の事務次官が2代連続で引責辞任しましたが、文科省の不祥事が多いと感じます…官僚の不祥事をなくすためには何が必要ですか?」27日放送のAbemaTV橋下徹の即リプ!」に寄せられた質問に、橋下氏とゲストの竹中平蔵氏が回答した。


 竹中氏はまず「数ある役所の中でも文科省は一番酷いと思う。自分の子どもを不正に入学させるような人が局長やっている役所が教育機関を指導するなんてありえない。無茶苦茶だ。加計問題であれだけもめたが、もともと50年以上、一つも獣医学部を作らせていなかったのも文科省。それなのに元次官が"面従腹背だ"とか言った。小泉純一郎さんは「武士道とは真逆の言葉だ!」と怒っていた。国士として国を担う資格がない役所だと思う」とした上で、「少し理屈っぽい話になるが、教育というのは基本的には地方の仕事。だから教育委員会も教育長も存在する。なのに文科省が予算を握って、中身についてもあれやこれやと言っている。何のために存在している役所なのか」と怒りを露わにした。

 橋下氏も「僕も知事と市長をやったが、教育委員会を仕切っているのは事務局、役人。しかも委員を壁にしながら知事・市長の言うことをブロックして好き勝手やりながら、文科省からの指示には皆従う。おかしいやんと思った。誰の方針でやらなあかんかと言えば、選挙で選ばれた知事・市長の方針のはずなのに、文科省の方ばかり見ていた」と振り返った。


 両氏の批判の矛先は、大学行政にも向けられた。


 橋下氏が「一番の問題は、国公立と私立合わせて一兆数千億円にも上る運営交付金。これを全て文科省が差配しているし、大学はダイレクトに文科省にお願いするから、役人の顔ばっかりを見ることになる。竹中さんや高橋洋一さんの理論に納得したが、運営交付金は大学に配るのではなく、学生に渡して、学生が集まればお金も集まるような仕組みにすればいいと思う」と話すと、竹中氏も「郵政民営化が終わった後、私がずっと言ってきたのが"東大民営化"。世界トップランクの大学に国立大学なんか一つもない。東大ももちろん頑張ってはいるけれども、世界で10位くらいだったのが後退して、今は50位くらい。この責任を文科省の誰も取っていない。ハーバード大で教えていたとき、ヘンリー・ロソフスキーという学長が"東京大学って、日本では尊敬されてるよね。でも、ハーバードから見れば東京にある大学、という以外の意味はない"と言っていた(笑)。どの国の政府も、大学に対してはお金を出しているが、それは東大だからいくら、京大だからいくら、と役人が鉛筆を舐めながらやっているからだめで、私が言ってるのは、良い研究に対する助成、競争的研究資金。そうなれば、大学も必死になるし、東大にはもっとお金が入ってくる可能性があると思う。まずは象徴として旧帝大くらいは民営化したらいいと思う」と提言した。

 竹中氏の意見に橋下氏が「ハーバード腹立つなあ〜(笑)」としつつも、「文科省の役人は国家公務員試験に受かっているわけだけど、教育のプロでもなんでもない。僕は文化の補助金を切って"文化の破壊者"と言われたが、それは役人が専門家じゃないから、ちゃんと分かっている人たちに評価してもらって補助金を出すようにしたということ。アメリカの大学にも国の税金が入ってるけれど、それは役所ではく、専門家がきちんと評価をする仕組みがある」と賛同すると、「同じようなことは全ての役所にある。例えば金融庁の幹部に、金融市場で取引をやったことある人は一人もいない」と応じていた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)


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