リアリティ番組で相次ぐ悲劇、私が『テラスハウス』に没頭した理由とリスク

10月3日(土)6時0分 ダイヤモンドオンライン

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恋愛リアリティーショーが人気だ。赤裸々な人間心理を見たい視聴者によって熱烈に支持される一方で、今年に入り、出演者の自死が相次いで報じられた。「リアル」を演出するだけに、SNSでバッシングされるなど出演者の負担は大きい。制作者、そして視聴者に求められるものとは何か。実際に『テラスハウス』にハマっていた筆者が、視聴者としての反省・体験も踏まえて考えた。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)


人気上昇の背景に

サブスクの浸透とSNS


 恋愛リアリティーショー系番組は最近人気の出てきているコンテンツである。かつて国内では『テラスハウス』や『あいのり』が、草分け的存在として一部で根強い人気を博していたが、今ほどポピュラーなジャンルではなかった。


 人気が出てきた理由のひとつに、サブスクリプション(サブスク)の浸透がある。

上記の2番組(過去放送分を含む)をはじめ、数々の恋愛リアリティーショー系番組がサブスクで視聴可能となった。そのジャンルに興味がなかったユーザーも、「何か面白い映画やドラマはないか」とサブスク上を物色しているとどうしても恋愛リアリティーショー系の番組が目に入ってくる。幾度もそれを目にするうちに、「そんなに面白いものなのか」と気になった人は多いはずだ。


 加えて、口コミがかつてないほどのパワーを持つ時代である。ハマったファンが、知人とのちょっとした雑談で「あれは面白かった」と口にし、またはSNSに己の興奮をアップする。恋愛リアリティーショーにまったく興味を持っていなかった人でも、いろんな方向から「あれは面白い」と聞かされれば「じゃあちょっと、自分も一丁見たろうか」という気になってくる。そして見て、きっちりハマる。以下繰り返しで、倍々にファンが増えていく。


 その時流を制作サイドもきっちり読み取って、同系統のコンテンツがとみに増えてきているのが最近である。今後が楽しみなジャンルと言えなくもない。


「言えなくもない」と回りくどい言い回しをしたのは、万事安泰で将来が無条件に期待されるとはとても考えられないからである。今年5月に『テラスハウス』出演中の女性が、8月には『いきなりマリッジ』に出演中の女性が自死した。ともに由々しき事態であり、出演者にこのような悲劇をもたらす可能性のあるコンテンツはいかがなものかと、恋愛リアリティーショー自体を疑問視する声が出てくるのも、至極当然である。


 実は世界的にも恋愛リアリティーショー出演者の自死はこれまで度々起こってきた。ある専門家によれば、どのケースもSNSが普及してから起きたものとのことである。


 悲劇を繰り返さず、純粋に楽しめるエンターテインメントとして恋愛リアリティーショーは今後どのように発展していくべきなのか。人気を縮小させ、一部でカルト的にもてはやされるのがいいのか。またはそのようなジャンルはいっそ消滅した方がいいのか。このあたりについて考察を進めたい。





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