沖縄直撃の台風25号 三連休は列島も警戒

2018年10月4日(木)16時34分 tenki.jp

台風25号は、5日にかけて沖縄を暴風域に巻き込みながら北上し、進路を東よりに変える予想。特徴は「風台風」ですが、地方ごとに警戒すべき点をまとめました。

沖縄 5日にかけて暴風・高波・高潮に厳重警戒

台風25号が、強い勢力を保ったまま沖縄地方に接近中です。台風が最も接近するのは、宮古島地方と八重山地方では4日夜遅く、沖縄本島地方は5日未明から明け方の予想です。ちょうど暗い時間に、台風が最も接近する所も多いので、避難などはなるべく早く行って下さい。
今回は、台風の中心が、宮古島や沖縄本島にかなり近い所を北上するので、沖縄は風だけでなく、雨も強まりそうです。猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなり、多い所では1時間に60ミリの非常に激しい雨が降るでしょう。また、台風が近づくと、潮位が高くなります。潮位が高い中で高波があると、波が堤防を越えて浸水すり恐れもあります。高潮や浸水などにも厳重に警戒して下さい。

大荒れエリアは北へ 6日は九州北部が中心

台風の北上に伴い、5日は、大荒れのエリアが北へシフトするでしょう。奄美や九州南部、九州北部地方でも、暴風や高波、大雨に警戒が必要です。今回は、台風が東シナ海を北上したあと、九州をまわりこむように進路を東よりに変えるので、6日は九州北部を中心に風が吹き荒れ、大シケや大雨となるでしょう。三連休の初日ですが、交通機関に乱れがでることも考えられます。最新の交通情報もチェックして下さい。

本州も日本海側を中心に強風

台風は、6日になると、速度を上げながら日本海を北東へ進むでしょう。ただ、この段階でのポイントは、本州が台風の進路の右側にあたること。台風の進路の右側は、特に風の強いエリアです。そのため、台風が海上を進んだとしても、本州付近では日本海側を中心に南風が吹き荒れるでしょう。四国や近畿で猛烈な風が吹いた台風21号や、東京都心で10月としては観測史上1位の風が吹いた台風24号ほどではありませんが、それでも瞬間的には歩きにくかったり、高速道路では横風に流される感覚を受けたりするような風が吹きそうです。お出かけの際は、十分お気を付け下さい。実りの秋で、農作物が収穫を迎える所では、強い風によって被害がでないよう、早めの対策を心掛けて下さい。

関東 10月なのに真夏日予想 急な暑さにも警戒

そして、関東は強い南風によって、暖かい空気が流れ込むのに加え、7日からたっぷりの日差しが気温を押し上げるでしょう。7日の最高気温は、東京は31度、熊谷は33度の予想です。ちなみに、東京で真夏日が観測された最も遅い記録は、2013年10月12日の31度3分です。急に季節外れの暑さが戻りますので、まだ半袖は残しておいて下さい。

7日 北海道や東北を中心に 大荒れ・大しけ・大雨

台風は、7日は日本海を進んで、北日本へ進むでしょう。北海道や東北を中心に大荒れで、北海道の日本海側など雨の強まる所もありそうです。このタイミングで交通機関に影響がでることも考えられます。普段、台風にはあまり慣れていない所ですので、最新の台風情報をチェックするとともに、万全な対策を心掛けて下さい。

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