北日本や北陸で風雨強まる 明日にかけて荒天に警戒

2023年10月5日(木)10時40分 ウェザーニュース

2023/10/05 10:22 ウェザーニュース

北日本から北陸は荒天に警戒が必要です。今日5日(木)は低気圧や前線の通過に伴って、各地で雨や風が強まっています。
明日6日(金)にかけては低気圧が発達し、広範囲で風が吹き荒れるおそれがあります。

70mm/h以上の非常に激しい雨が降った所も

前線を伴った低気圧が発達しながら北海道付近を進んでいます。低気圧、前線の北側からは冷たい空気、南からは暖かい空気が流れ込んでいるため、周辺では大気の状態が不安定です。
局地的に雨雲が発達し、北海道の太平洋側や東北日本海側、北陸などで雨が強まっています。北海道浦河町・中杵臼では10時30分までの1時間に74.5mm、3時間では185.5mmの観測史上1位の強雨となりました。
また、雨に加えて風も強く、10時30分までの最大瞬間風速は新潟県佐渡市・両津で22.8m/s、金沢市で20.8m/s、北海道苫小牧市で20.2m/sを観測しています。
10時30分の時点で北海道宗谷地方と日高地方、秋田県に大雨警報、胆振地方と日高地方には洪水警報、秋田県と山形県には暴風警報が発表されています。

明日にかけて広範囲で暴風に警戒

6日(金)朝の風の予想

低気圧は今夜から明日6日(金)にかけて発達しながら東に進みます。一方で、大陸からは高気圧が張り出して、東西の気圧差が非常に大きくなる見込みです。
北日本は広い範囲で北〜北西の風が吹き荒れます。平均で20m/sを超える風の吹く所が多く、海峡や岬など風が吹き抜けやすい所では瞬間的に35〜40m/sの暴風のおそれがあります。東日本でも北陸の沿岸や伊勢湾周辺などで風が強まる見通しです。
停電への備えや屋外の飛びやすいものを室内に片付けるなどの対策が必要になります。鉄道など交通機関への影響も懸念されますので、気象情報に加え交通情報もご確認ください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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