西高東低の冬型 太平洋側は空気乾燥 都心は今季初めて湿度30パーセント下回る

2023年10月6日(金)11時47分 tenki.jp

きょう6日、日本付近は、西高東低の冬型の気圧配置となり、北日本は日本海側を中心に雨や風が強まり、荒れた天気となっています。一方、太平洋側は広く晴れて空気が乾燥しています。都心からは山頂が雪化粧した富士山も見られました。午前11時までの都心の最小湿度は29%、今季初めての30%以下です。

西高東低の気圧配置 天気分布が冬へ

きょう6日は、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となっています。上空には寒気が流れ込み、各地で冷たい朝となりました。
最低気温は、長野県野辺山高原で氷点下0.2℃(6時0分)を観測し、全国のアメダス地点で今季初の冬日(最低気温0℃未満)になりました(富士山を除く)。
天気は日本海側と太平洋側で違いがはっきりしていて、冬のような天気分布となってきました。
北陸から北の日本海側は雲が多く、北日本を中心に雨や風が強まり、荒れた天気となっています。
きょう6日夜にかけて、北海道は東北では暴風、高波に警戒し、局地的な激しい雨にご注意ください。
一方、太平洋側は広い範囲で晴れて、北西の乾いた風が吹いています。
東京都心の午前11時の気温は24.1℃、体感的には長袖1枚でちょうど良いくらいです。

太平洋側で空気カラカラ 都心は今季初 最小湿度が30%下回る

晴れている太平洋側では、空気が乾燥しています。
特に、関東で最小湿度が低くなっていて、午前11時までの最小湿度は千葉市で25%、さいたま市、甲府市で27%、東京都心や横浜市で29%となっていて、いずれも今シーズン初めて30%を下回り20%台となりました。
きのう5日は、富士山の初冠雪の便りが届きましたが、きょう6日は、都心の空から山頂のみ雪化粧した富士山が見られました。
空気が乾燥して火災が発生しやすくなっていますので、火の取り扱いにご注意ください。また、ウィルスが蔓延しやすくなりますので、帰宅後はうがいや手洗いを心がけましょう。

空気が乾燥 インフルエンザに注意

今年は早い時期から、インフルエンザが流行しています。
湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。
①外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
②外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50〜60%)を保ちましょう。
④栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。
それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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