明日10日(日)にかけて細い月と金星が接近、アンタレスも 南西の空に注目
2021年10月9日(土)16時30分 ウェザーニュース
2021/10/09 16:23 ウェザーニュース
明日10日(日)にかけて、細い月が金星とアンタレスに接近します。
日没後、南西の空に注目
10月は、夕方の南西の低空で金星が輝きます。金星はマイナス4.2等と、まわりの星と比べて圧倒的に明るいため、南西の空を見上げてひと際明るい星を探してみてください。
金星のそばには、さそり座の1等星であるアンタレスの姿もあります。金星と比べると暗いですが、空が暗くなれば、印象的な赤色に輝く姿を楽しめます。
明日にかけて細い月が金星とアンタレスに接近します。空の低い位置で起こるため、南西の方角が地平線ちかくまで見渡せる場所からの観測がおすすめです。
▼沈む時間(東京)
金星 9日19:18頃 10日19:18頃
月 9日19:08頃 10日19:52頃
気になる今夜と明日夜の天気は?
今日9日(土)は、北海道や東北北部、東海から九州北部ほど夜も晴れて、月・金星・アンタレスの共演を楽しめます。一方、関東や東北南部、九州南部では曇りや雨となるところもあり、観測は難しい予想です。
明日10日(日)は晴れるところが多いものの、南東から流れ込む湿った空気の影響で、東日本と西日本の太平洋側ではにわか雨の可能性があります。北海道は天気が下り坂で、夕方以降は道北を中心に風雨の強まるおそれがあり、観測は難しい予想です。