難敵スコットランドに「炎のタックルマン」が立ち向かう 活躍期待される中村亮土、どんな選手?

10月10日(木)14時44分 J-CASTニュース

左から、中村亮土選手の義父さん、奥さまの恭子さん、「パパ、頑張れ~!」とはしゃぐ娘の美碧(みらん)ちゃん

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「ラグビーW杯2019日本大会」が、2019年10月13日、運命のスコットランド戦(横浜国際総合競技場)を迎える。スコットランドは9日に行われた同組のロシア戦で61−0と快勝。しかも先発14人を入れ替えての試合だった。

言葉は適切でないかもしれないが、要は「Bチーム」でロシアを完封したと言ってもいい。つまり13日の日本戦に主力を温存し、現在、プールA首位の日本を全力で叩き潰しに来るだろう。



世界レベルでは小柄ながらも、屈強な体の持ち主



日本代表も連戦を続け、NO8のアマナキ・レレイ・マフィ選手ほか、少なからずケガ人が出てきている。そこで出番を待っているのが、SO(スタンドオフ)、CTB(センター・スリークオーター・バックス)と、オールマイティーにこなせる28歳の中村亮土(りょうと)選手だ。



9日の記者会見に臨んだ中村選手は、178センチ、92キロ。世界レベルで見れば、決して大柄ではない。地元の鹿児島実業高でラグビーを始め、名門の帝京大へ進学。主将も務め、現在はトップリーグ(TL)のサントリーでプレーをしている。



そんな中村選手の最大の持ち味が「タックル」だ。ラグビーにおけるタックルとは、いわば「物理の法則」に基づく。大柄な外国人選手と小柄な日本人選手のぶつかり合いは、さながら、ダンプカーと軽自動車の衝突のような状態だ。止めるためには、日本人選手はスピードをつけ、相手の足元に入って行かなければならない。



象徴的なプレーがあった。2019年9月28日に行われたアイルランド戦の前半34分。相手の大柄選手がボールを持って突っ込んできたが、中村選手が下、LO(ロック)のトンプソン ルーク選手が上に入る「ダブルタックル」を見せた。このプレーから、日本は反撃に転じ、格上のアイルランドを破った。



10月9日の記者会見で、中村選手は、



「ラグビーは、チームのためにどれぐらいやれるかが表れるスポーツ。それが『タックル』だと思う。人間性が出てくるところなので、そこは負けたくない」


とコメント。大柄な外国人選手にも屈しない意気込みを見せた。



新幹線、ジャージを着た家族に声をかけると実は...



記者も、初戦のロシア戦、2戦目のアイルランド戦と2試合を現地で観戦した。アイルランド戦は、静岡県・エコパスタジアムで開催されたため、東京・品川駅から新幹線「こだま」に乗って行った。



自由席を探して席に着くと、日本代表ラグビージャージを着た家族が、通路を挟んだ隣に座っていた。50代と思われる男性、その娘と思われるママ、そして1〜2歳ぐらいであろうお嬢ちゃん。車中、「ラグビーの応援ですか? 誰のファン?」と声をかけると、男性が、



「実は、娘のダンナが中村亮土選手なんですよ」


男性は、中村選手の義父。娘で中村選手の妻・恭子さん、そして中村夫妻の子ども・2歳の美藍(みらん)ちゃんと、応援に向かっているところだった。



義父さんは、



「(中村選手と)ラグビーの話? ほとんどしません。家にいるときぐらい、リラックスしてほしいからね」


中村選手の奥さまの恭子さんは、



「何しろ、ケガだけには気を付けてほしいですね。でも、やっぱり勝ってほしい」


娘の美藍ちゃんは、中村選手の背番号である「12」のピンバッジを付け、腕にはクマさんの人形を身に着けていた。



「パパ、頑張れ〜!」


と、恭子ママの膝の上でピョンピョンとジャンプし、はしゃいでいた。



中村選手へ——。ご家族も、日本ラグビーファンも、みんな...。あなたのハードタックルを期待しています。スコットランドは一筋縄ではいかない相手ですが、相手を裏返すハードヒットをぜひ、見せてください。



(J-CASTニュース編集部 山田大介)



※2019年10月13日、記事を一部修正

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