ありがとう「義平福」 引退した種牛たたえイベント 秋田

10月11日(金)8時42分 毎日新聞

県の畜産業発展に貢献した「義平福」=秋田県大仙市の県畜産試験場で2019年10月10日、中村聡也撮影

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 ありがとう「義平福(よしひらふく)」(13歳)——。秋田県などは10日、優れた肉牛となる子牛が期待されることから2012年に県の所有する種雄牛に選ばれ、今月引退した義平福に感謝するイベントを大仙市の県畜産試験場で開いた。人工授精などで誕生した産子は約1万2000頭に上り、関係者らは畜産業発展に寄与した功績をたたえた。


 県や畜産関係者などでつくる「義平福に感謝する集い実行委員会」が主催した。


 県畜産振興課によると義平福は06年に羽後町で生まれた。12年に長崎県で開かれた国内最大規模の肉用牛の品評会で、県として過去最高の全国2位の成績を収めるなどし、秋田牛ブランドの確立に貢献した。


 しかし、17年ごろから右後ろ脚の裏の潰瘍に苦しむように。今年9月に症状が悪化して立ち上がったり歩いたりすることが難しくなったため引退が決まった。人間の70〜80歳に相当するという。


 10日は義平福が飼育されている牛舎の近くで神事が行われ関係者約30人が出席。実行委の発起人の1人、全国和牛登録協会県支部の加藤義康さん(67)は「よく頑張った。本当にありがとう」と感謝していた。


 県畜産振興課によると、義平福の精液は現時点で約4万本あり、今後も供給が可能。義平福は15日に殺処分されるという。【中村聡也】

毎日新聞

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