台風19号接近 リンゴ落果防止、イベント中止 影響さまざま 長野

10月11日(金)9時12分 毎日新聞

リンゴが風で落ちないよう木に支柱を設置するフルプロ農園の嶋村凜公さん=長野市赤沼で2019年10月10日、島袋太輔撮影

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 台風19号が3連休初日の12日に長野県内に接近する見通しとなり、10日までに各地でイベントの中止決定が相次いだ。また、収穫期を迎えているリンゴ農家は接近前に収穫を急いだり、落果を防いだりするなど対応に追われた。


 松本市の松本城公園では12〜14日に「第16回信州・松本そば祭り」(市など実行委主催)が予定されていたが、来場者の安全確保のため中止が決まった。会場では既に出店準備が始まっていたが、撤収作業が行われた。


 県内外のそば店やそば打ち愛好家団体が18のブースを出し、他にもさまざまな物産展が集まるイベントで、毎年13万人以上の来場者でにぎわう。台風が遠ざかると予想される13、14日だけの開催も検討されたが、テント設営や調理器具の搬入に時間がかかるため、初めて全面中止とした。


 一方、県農業技術課は農家に向けて、果樹や施設の補強などの突風対策をまとめた。収穫の最盛期を迎えているリンゴ農家には木の支柱の固定などを呼び掛けている。長野市赤沼のリンゴ農園「フルプロ農園」では、台風に備えて急きょ9日にシナノスイートを収穫。リンゴの木を支える棒の設置や確認などの作業に追われた。


 早期収穫は苦渋の決断だったという。今年は気温が高く、全体的に色付きが甘いため「最適な時期ではない」。また、同園が生産するリンゴの約7割を占める主力品種「サンふじ」の収穫期は11月初旬のため、現段階で収穫するのは難しい。同園の嶋村凜公さん(26)は「サンふじが風で落ちてしまうことが一番の懸念」と頭を痛めていた。【小川直樹、島袋太輔】

毎日新聞

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