北海道や東北 雨雲が発達しやすく 急な強い雨・落雷・竜巻などの激しい突風に注意

2022年10月11日(火)9時29分 tenki.jp

きょう11日、北海道や東北は、大気の状態が非常に不安定になっており、雨雲が発達しやすいでしょう。急な強い雨や落雷に注意が必要です。雷雲の周辺では竜巻などの激しい突風が発生することもあります。

北海道や東北 大気の状態が非常に不安定 雷雲も

きょう11日、北日本の上空に寒気が流れ込んでいます。このため、北海道や東北は大気の状態が非常に不安定になっています。
日本海側を中心に雨雲がかかっており、落雷している所もあります。
雷は、大気中で大量の正負の電荷分離が起こり、放電する現象です。放電する際に発生する音が雷鳴で、光が電光です。雲と地上の間で発生する放電を対地放電、つまり落雷といい、雲の中や雲と雲の間などで発生する放電を雲放電といいます。

北海道や東北 落雷や竜巻などに注意

この後も、北海道や東北の日本海側を中心に雨雲は発達しやすいでしょう。急に雷を伴って強い雨が降ることもある見込みです。
雷雲の周辺では、竜巻などの激しい突風が発生したり、雹(ひょう)が降ったりすることもあります。
発達した積乱雲が近づく兆しがあるときは、建物の中など安全な場所に移動してください。
※発雷確率とは、雷がどれだけ発生しやすいかを示したものです。オレンジから赤、紫と色ごとに確率が高くなります。

雷雲が近づくサイン その時どうする?

外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

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