東京など関東南部の空にうろこ雲やひつじ雲 今日は秋の穏やかな空に

2023年10月11日(水)7時40分 ウェザーニュース

2023/10/11 07:43 ウェザーニュース

今日10月11日(水)の関東は北部では晴れているところが多いものの、南部では南側ほど雲が多くなっています。
空を覆っている雲の中には、つぶつぶとした“うろこ雲”や“ひつじ雲”が見られ、東京や神奈川などではその雲の間から太陽が見えているところもあります。

昼頃にかけて雲はだんだんと南へ

うろこ雲は、巻積雲(けんせきうん)の一種に分類される、上空の高いところに現れる雲です。巻積雲は氷の粒で形成され、雲に厚みがなく太陽光線を透過させるため、雲の底に陰ができず、白く見えます。ひつじ雲は、高積雲(こうせきうん)の一種に分類されます。上空2,000〜7,000m付近に現れる雲です。高積雲は小さな水の粒で形成され、やや雲に厚みがあるため太陽光線の一部が透過できず、底に陰が見られる場合があります。
関東南部の上空高いところにはやや湿った空気があり、うろこ雲やひつじ雲が見られています。昼頃にかけて上空の雲は徐々に南下していくため、だんだんとうろこ雲やひつじ雲の見られるエリアは南側へと移っていきそうです。
雲の間から見える青空の部分が大きくなってくれば、上空の湿り気が少なくなって、雲がなくなっていくサインです。逆にひとつひとつの雲の隙間がなくなってくると、雲が多くなったり厚くなったりすることになります。

うろこ雲?ひつじ雲? 見分け方

うろこ雲と“ひつじ雲”は似ていて、なかなかその違いがわからないという方も多いかもしれません。ひつじ雲の方がうろこ雲と比べると発生する高さが低く、また雲がうろこ雲よりもやや厚いため、底に影ができます。
発生する高さが違うということは、地上にいる私たちからの距離も異なってきます。そのため、見かけの大きさでも判断することが可能と言われています。
手を伸ばして、小指または人差し指を1本立てます。雲の塊が小指に隠れた場合は、上空の高いところにできる巻積雲の可能性が高くなります。一方、雲の塊が人差し指からもはみ出してしまうようであれば高積雲、つまりひつじ雲ということになります。

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