「ターレ」の荷物、U字カーブで落とす危険も

10月11日(木)22時28分 読売新聞

水産仲卸売場棟のスロープを行き来するターレ(東京都江東区で)

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 東京・築地市場(中央区)の豊洲移転決定から17年の歳月を経て、豊洲市場(江東区)が11日始動した。24時間空調が稼働し、仲卸などの店舗が整然と並ぶ豊洲市場の環境は、外気の影響を強く受け、通路も狭い築地市場とは大きく異なる。市場を出入りする食のプロたちに、新市場の使い勝手を聞いた。

 競りは未明から始まり、取引量は水産物約2202トン、青果約2533トン。マグロは、築地最終営業日の約2倍となる1733本が取引され、最高値は青森県三厩みんまや産の428万円(1キロ当たり2万円)だった。生ウニは築地時代も含めて最高値の1箱20万円、マツタケも1箱30万円で競り落とされるなど「ご祝儀価格」も相次いだ。

 「きれいで衛生的な施設だと改めて実感した」と語るのは、水産卸業者の競り人、吉田任宏たかひろさん(27)。明大ラグビー部出身の巨体と大声が自慢だが、1、2階が吹き抜けになった競り場に、「声が通りにくい気がした。試行錯誤してうまくやりたい」と話した。

 平屋構造の築地市場に対し、豊洲市場の水産卸売場棟や水産仲卸売場棟は5階建て。運搬車「ターレ」は立体駐車場にあるようなスロープを通って階を移動する。スロープの途中にはU字カーブもある。水産仲卸業者の真柴明弘さん(51)は「スロープのカーブで遠心力が働き、荷物を落とす危険もある。早く慣れないと」と話した。

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