台風19号、関東縦断=12都県に大雨特別警報—2人死亡、33人重軽傷

10月12日(土)23時48分 時事通信

 大型で強い台風19号は12日、東海沖を北上し、午後7時前に静岡県・伊豆半島に上陸した後、関東地方を縦断した。13日未明に福島県沖に抜ける見込み。東海と関東では記録的大雨と暴風に見舞われ、気象庁は12日午後3時半に東京など7都県、同7時50分に宮城など5県に大雨特別警報を発表した。
 7都県は東京のほか、群馬、埼玉、神奈川、山梨、長野、静岡。5県は宮城のほか、福島、茨城、栃木、新潟。このうち静岡は同10時20分、山梨は同11時すぎに解除された。
 2015年の関東・東北豪雨の際に宮城と茨城、栃木の3県は大雨特別警報が出たが、残りの都県は初めて。発表対象は市町村単位で、同9時20分ごろ以降に東京23区の板橋、練馬、北、豊島、世田谷も追加された。12都県は昨年の西日本豪雨を上回り、過去最大規模。
 気象庁の梶原靖司予報課長は記者会見し、「災害が発生している可能性が極めて高い」として、直ちに避難するなど命を守るよう呼び掛けた。
 千葉県市原市では突風でトラックが横転し、乗っていた男性が死亡。群馬県富岡市では土砂崩れで男性が死亡したほか、複数の行方不明者が出た。総務省消防庁によると、12日夕方時点でこのほかに重傷4人、軽傷29人。
 12日午後9時20分までの48時間雨量は神奈川県箱根町1001.0ミリ、静岡県伊豆市・湯ケ島760.0ミリと、いずれも観測史上最多記録となった。同日夜の最大瞬間風速は横浜市中区で43.8メートル、東京都心(千代田区)で41.5メートルを観測し、いずれも10月の最大記録を更新した。
 19号は12日午後10時、茨城県つくば市の西南西約30キロを時速45キロで北北東へ進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル。南東側330キロ以内と北西側260キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、東側650キロ以内と西側560キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 

[時事通信社]

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