<新テスト>国立大、英語2試験「負担大」 高校側の反発も

10月13日(金)23時7分 毎日新聞


 大学入試センター試験に代わって2020年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語について、国立大学協会(国大協)が23年度までの4年間、国立大の受験生に民間試験と現行のマークシート式試験の両方を課す方針を決めた。来月開かれる総会で正式決定する予定だが、受験生の負担は大きくなるため、高校側の反発が予想される。


 共通テストの英語は4技能(読む・聞く・話す・書く)を総合的に測るため、英検やTOEFLなどの民間試験を活用し、高校3年の4〜12月に受ける。ただ、制度変更による受験生や大学への影響を考慮して文部科学省は7月、23年度までマーク式も1月に実施することにした。


 民間試験とマーク式のいずれか、または両方を活用することを、各大学が選択できる。全国の私立大が加盟する日本私立大学連盟や日本私立大学協会は「大学の判断に任せる」としている。


 これに対し、国大協は12日の理事会で「大学ごとに試験が異なると、出願先の変更が難しくなり受験生が混乱する」などとして、足並みをそろえることで一致。今月実施した国立大82校へのアンケートでも民間試験とマーク式の両方を課す案に賛成する大学が多く、両方を課すことにした。


 民間試験の活用は文科省が推し進めてきたものの、難易度も出題内容も異なる試験の成績で公平に合否判定できるのかとの懸念が根強く、国大協が文科省にマーク式存続を求めた経緯がある。今回の国大協の方針は文科省にも配慮した形で、両方の試験の配点など詳細は各大学で決める。


 一方、国立大を志望する受験生にとっては、出願先を変更しやすくなるものの、両方の試験対策をしなければならず、現在のセンター試験より負担が増す。受験費用も多く必要になるとみられ、高校側から、どの大学もどちらか片方で受けられるようにするなどの見直しを求める声が上がる可能性もある。【伊澤拓也】

毎日新聞

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