空腹を上手に利用してきれいになる“プチ断食”

2018年10月13日(土)11時45分 ウェザーニュース


2018/10/13 11:45 ウェザーニュース

秋は食欲が増す美味しい旬の食べ物にあふれていますが、あえて空腹を生かして美しくなるプチ断食のやり方を管理栄養士の加藤初美先生(自然食料理教室エコロクッキングスクール)に聞きました。

体の内外ともに綺麗になれる

「プチ断食」とは、水だけを摂って断食する一般的な断食と違い、野菜ジュースや具の入っていない味噌汁、腸の環境を整える玄米を発酵させた食品など、水以外のものを摂るゆるやかな断食です。
「断食に興味はあるけれど、ハードな絶食をする勇気は持てずにいる人にもオススメです。プチ断食をすると、胃を収縮させ、胃の中にあった食べカスや老廃物を掃除して空っぽにしてくれるホルモンであるモチリンが分泌されます。体の“排泄モード”のスイッチがオンになるので、体内の老廃物が排出され、内外ともに綺麗になれます」(加藤先生)
プチ断食を行うのはいつでもよいのですが、時間のコントロールができる週末がオススメです。断食前日の夕食は腹八分目、就寝の3時間前までに摂るとよいでしょう。
また健康な人以外がやるには注意が必要です。健康や体力に不安があれば医師や専門家のもとで健康状態をチェックしたうえで、正しい指導を受けてから行いましょう。

【レベル1】1食だけプチ断食

(1)朝食の代わりにコップ1杯の野菜ジュースや具の入っていない味噌汁、玄米発酵食などを摂る(朝食ではなく、昼食や夕食に置き換えるのもOK)
(2)午前中、水やお茶などの水分はいつもより多めに摂取する
※野菜ジュースは、小松菜やキャベツ、ニンジンなどお好みの野菜をミキサーにかけて手作りしたものがベスト。市販のものなら、なるべく糖分の入っていないものを選ぶ
※水やお茶は、冷たいものより常温や温かいものにするのが理想的

【レベル2】半日プチ断食

(1)朝食、昼食ともに、コップ1杯の野菜ジュースや具の入っていない味噌汁、玄米発酵食などを摂る(昼食と夕食を置き換えるのもOK)
(2)必ず水かお茶などの水分を1.5〜2L、小まめに分けて飲むようにする

【レベル3】1日プチ断食

(1)朝食、昼食、夕食いずれも、コップ1杯の野菜ジュースや具の入っていない味噌汁、玄米発酵食などを摂る
(2)必ず水かお茶などの水分を1.5〜2L、小まめに分けて飲むようにする

プチ断食を終えた後は?

「いずれのプチ断食も、途中で身体が疲れたり、吐き気を感じたら、小さい梅干し1個と番茶などの温かい飲み物を補うといいでしょう。
強い疲労感やめまい、頭痛などがある場合、ハチミツとお酢を同量、お湯で割って飲み、プチ断食を終了しましょう。空腹がガマンできない場合は、野菜ジュースを追加で飲んだり、リンゴを半分程度食べるようにしてください。
プチ断食を終えた後はすぐにいつもの食事に戻るのではなく、野菜や豆腐などの具の入った味噌汁と玄米のおかゆなどの『回復食』を食べ身体を労わるようにしてください」(加藤先生)
美味しいものが溢れるこの季節、あえて1日プチ断食をすることで、内臓をいたわり、より美しい自分を手に入れましょう。

参考資料など

『FOOD LIST 健康美人をつくる50の習慣』(著・加藤初美)


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