南シナ海と南鳥島近海で台風発生予想 複数の熱帯低気圧が発達

2022年10月14日(金)11時15分 ウェザーニュース

2022/10/14 11:00 ウェザーニュース

10月14日(金)9時現在、南鳥島近海で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。
気象庁は南シナ海の熱帯低気圧についても台風に発達する見込みとしているほか、フィリピンの東にも別の熱帯低気圧があり動向に注意が必要です。
▼熱帯低気圧 10月14日(金)9時
 中心位置   南鳥島近海
 移動     北北東 35 km/h
 中心気圧   1004 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s
▼熱帯低気圧 10月14日(金)9時
 中心位置   南シナ海
 移動     西 20 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   15 m/s
 最大瞬間風速 23 m/s

台風19号〜発生か

気象庁が「24時間以内に台風に発達する見込み」をとしている2つの熱帯低気圧については、いずれも日本への直接の影響はありません。南シナ海の熱帯低気圧は北西から西北西の進路をとる予報で、ベトナムに上陸して勢力を落とす見通しです。南鳥島近海の熱低低気圧は北寄りの進路をとり、勢力を落とす予想となっています。
次に台風が発生すると「台風19号」と呼ばれることになり、続いて発生すると「台風20号」と順に番号が振られます。
※「24時間以内に台風に発達する見込み」とされていても、「台風に発達する可能性が小さくなった」として台風にならないこともあります。

この先も別の熱帯低気圧が発達の可能性

これらとは別にフィリピンの東にも熱帯低気圧があり、まだ発達した積乱雲が少ないものの、今後雲がまとまり発達する可能性があります。この熱帯低気圧は西寄りの進路をとり、バシー海峡から南シナ海方面に進む可能性が高くなっています。
この熱帯低気圧や湿った空気の影響で沖縄には雨雲が流れ込んでいて、週明けにかけて強い雨や風、高波の影響が続く可能性があり、注意が必要です。

今年の10月はまだ台風が発生していない

平年の台風発生数

今年9月は7つの台風が発生しましたが、10月になってからはまだ1つも発生していません。
10月の台風発生数の平年値は3.4個ですので、台風シーズンは続いています。11月に近づくにつれて本州付近に影響を及ぼす台風は少なくなる傾向ですが、まだ油断は出来ません。

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