日本海側は時雨で雷や霰を伴う 午後は次第に雪に変わる所も
2023年10月21日（土）9時50分 ウェザーニュース
2023/10/21 09:35 ウェザーニュース
日本付近は冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れ込んでいます。日本海側はいわゆる「時雨」で、雨に加えて雷や霰(あられ)を伴っている所があります。
午後はさらに寒気が南下するため、北海道を中心に雪に変わる所が増える見込みです。
日本海側の広い範囲で断続的に雨
今日21日(土)は低気圧や前線が日本列島の東に抜け、西高東低の冬型の気圧配置です。上空に寒気が流れ込んできているため、日本海側で「時雨(しぐれ)」となっています。
「時雨」は晩秋から冬のはじめの現象で、雨が降ったかと思うと晴れ、また降り出すような短時間で目まぐるしく変わる通り雨のことを指す言葉です。寒気の影響で発達した雲による雨で、霰(あられ)や雹(ひょう)、雷を伴うことがあります。
東北日本海から北陸、山陰にかけて断続的に雨が降り、活発な雲が通過するタイミングではザッと強まっています。
寒気南下で雪の所が増える予想
21日(土)夜の天気分布予想
寒気の南下は夕方から夜がピークとなります。この後は晴れ間が出ている北海道の日本海側でも天気が崩れる見込みです。標高の高い所から雪に変わり、北海道では内陸部の市街地でも雪の可能性があります。初雪の観測があるかもしれません。
本州も山では雪となり、標高1500mを超えるような所では積雪のおそれがあります。峠道で雪が積もり、冬用タイヤやチェーンなどが必要になることが想定されますので、車での走行予定がある場合は現地の状況を確認の上、準備を行ってください。
写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
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