「天叢雲剣で雨」は本当なのか 「私たちのときは晴れた」と美智子さま

10月22日(火)16時41分 しらべぇ

天皇陛下

22日、天皇陛下が即位を国内外に宣言し、国内外の代表から祝福を受ける「即位礼正殿(せいでん)の儀」が皇居・宮殿松の間で行われた。朝から荒天のため、宮殿・中庭に配置される装束姿の職員の数は3分の1ほどに減らされた。

そんな中、天叢雲剣と天気に関するツイートが話題になった。


■天叢雲剣で雨?

即位の礼では、八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)の、いわゆる三種の神器が用いられる。

その中で、天叢雲剣の由来からか、「天叢雲剣を用いるタイミングで東京の皇居に雨が降った」「天叢雲剣で雲がかかって大雨、普段祀られてる熱田神宮近辺は晴れ」「天叢雲剣は、天空に群れ雲を発生させる剣と言われている」といったツイートが多数投稿。

そのため、この話題はツイッターのトレンド入りしている。


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■「ヤマタノオロチが起源」との神話も

日本の古代史に詳しく『日本の神様に出会う旅〜出雲・島根編〜』(イースト・プレス)の著者でもある漫画家のヨザワマイ氏によると、天叢雲剣は「その出自には様々な説はあるが、日本神話では草薙の剣(くさなぎのつるぎ)という名でも登場している」という。

天を治める太陽神・アマテラスの弟、スサノオが、地上での大蛇(オロチ)退治の末、大蛇の尾から見つけた剣で、スサノオはアマテラスに献上した。

その後、アマテラスの孫・ニニギノミコトの手にわたり再び地上に。 さらにヤマトタケルの手にわたったことをきっかけに、熱田神宮の御神体として祀られるようになったと伝えられている。

■太陽神と雨の神を祀ってきた日本

22日の東京は、午前中から雨。前出のヨザワ氏は、

「現在は太陽神であるアマテラスが最高神なので、伊勢神宮はじめ多くの場所で祀られているが、じつは雨の恵みを象徴する龍神も古代から各地で祀られている。


たしかに天叢雲剣は、『雲を発生させ雨を降らせる剣』とも言われており、また、『剣を持っていた大蛇は川の化身』という話もあるので、神話との関わりを考えると面白い」


と話す。


■雨のち晴れで虹が…

今回の即位礼は雨だったものの、天叢雲剣を使った儀式が「必ず雨になる」わけではない。実際、平成の即位礼が行われた、1990年11月12日の東京の天気は晴れで、神話通りではなかった。

また上皇后・美智子様は、今回の台風21号接近のニュースを見て、「あら、即位礼は“晴れ舞台”なのに、一日中“大雨”なのね。私たちの時は晴れたけど、残念ね」とおっしゃったとも報じられている。

令和の即位礼正殿の儀が始まるころには、太陽が顔を出し、そして上空に新しい時代への虹の架け橋がかかった。


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(文/しらべぇ編集部・おのっち



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