秋の万能食材「ハチミツ」 美容効果を高める食材3選

2022年10月27日(木)9時47分 ウェザーニュース

2022/10/27 10:00 ウェザーニュース

秋は空気が乾燥して、肌のトラブルが増えてくる時期です。毎日のケアに悩まされている方もいるかもしれません。
そこで、古くから美容によい食材として珍重されてきた「ハチミツ」についてご紹介します。国際中医薬膳師で源保堂鍼灸院(東京都渋谷区)の瀬戸佳子先生に、詳しい話を聞いてみました。

ハチミツは秋の万能食材?

瀬戸先生は、「秋は、湿気が少なくなり乾燥してきます。ハチミツは、これからの季節の体調管理に、ぜひ活用したい食材」と説明します。
「薬膳では、ハチミツは肌を潤すのはもちろん、呼吸器を潤し咳を止める、腸を潤し便通をよくする、胃腸の調子を整えるなどの効能があるとされています。
ハチミツだけでも優れた効果がありますが、ハチミツと一緒にとることで相乗効果を得られる食材があります。お勧めの組み合わせをいくつか紹介しましょう」(瀬戸先生)

ハチミツと相乗効果のある食材3選

【黒ごま】


▼効能:肌や髪に潤いをもたらす、腸を潤す、アンチエイジングに。
▼食べ方:黒ごまペーストにハチミツを加え、ヨーグルトやパン、クラッカーとともに。ごま和えにも使える。
「白ごまなら、喉など呼吸器系の乾燥に役立ちます。黒ごまペーストに、くるみを追加すると、アンチエイジング効果と潤い効果が高まります」(瀬戸先生)

【ローズやハイビスカスのお茶】


▼効能:血流を促して肌のくすみ解消、ストレス解消、疲労回復に。
▼食べ方:ハーブティーにハチミツの甘味を加える。
「ローズは、ホルモンバランスやストレスが気になる人に、ハイビスカスは疲労回復したい人にお勧めです。もちろん、両方ブレンドしてもよいでしょう」(瀬戸先生)

【柑橘類】


▼効能:痰を切る、喉を潤して咳を止める、風邪予防に。
▼食べ方:皮をハチミツに浸してジャム代わりやお茶受けに。ゆず茶もハチミツ入りを選ぶとよい。
「薬膳では柑橘類の皮に様々な効能があるとしています。例えば、ハチミツと金柑を組み合わせが喉に良いとされています。皮を使うことがポイントなので、無農薬のものか、よく洗って使いましょう」(瀬戸先生)
ハチミツが秋の体調管理に効果的だというのは嬉しい限りです。
「ただし、甘いものですから、食べ過ぎはよくありません。また、お通じをよくする作用があるので、お腹が緩くなっているときは控えるましょう」(瀬戸先生)
食べる物に気をつけて、季節の変わり目のトラブルを減らしていきましょう。
※ハチミツは1歳未満のお子さんには与えないようにしてください。

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