【台風第２２号に関する情報】平成29年10月28日22時16分 気象庁予報部発表

平成29年 台風第22号に関する情報 第51号
平成29年10月28日22時16分 気象庁予報部発表


台風第２２号は、九州南部・奄美地方にかなり接近しています。九州南部・奄美地方では、２９日朝にかけて猛烈な風が吹き、２９日夕方にかけて海は大しけとなるでしょう。暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波、大雨に警戒してください。


［台風の現況と予想］
　台風第２２号は、２８日２１時には、奄美大島の北北西約４０キロのにあって、１時間におよそ３０キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は９７５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートルで、中心から半径１５０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風第２２号は、２９日朝にかけて、勢力を維持したまま、九州南部に接近し、その後は進路を次第に東よりに変えて、速度を上げながら日本の南海上を東北東へ進む見込みです。

［防災事項］
＜暴風・高波＞
　台風の接近により、九州南部・奄美地方では猛烈な風が吹き、海は大しけとなっています。
　九州南部・奄美地方では、２９日朝にかけて猛烈な風が吹き、２９日夕方にかけて海は大しけとなるでしょう。また、西日本と東日本の太平洋側でも、２９日は非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。

　２９日にかけて予想される最大風速（最大瞬間風速）は、　
　　九州南部・奄美地方　　　　　　　３０メートル（４５メートル）
　　伊豆諸島　　　　　　　　　　　　２５メートル（３５メートル）
　　沖縄地方、近畿地方、東海地方、四国地方
　　　　　　　　　　　　　　　　　　２３メートル（３５メートル）
　　九州北部地方、関東地方　　　　　２０メートル（３０メートル）
　２９日にかけて予想される波の高さは、
　　沖縄地方、九州南部・奄美地方　　　　　　８メートル
　　四国地方、近畿地方、東海地方、伊豆諸島　６メートル
　です。
　
　暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

＜大雨・雷・突風＞
　九州南部では非常に激しい雨の降っているところがあります。
　九州南部・奄美地方では、台風の接近に伴って、２９日朝にかけて、非常に激しい雨が降る見込みで、局地的に猛烈な雨が降るおそれもあります。西日本から東日本の太平洋側でも、２９日は激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
　３０日０時までの２４時間に予想される雨量は、多いところで
　　九州南部　　　　　　　　　　　　　　　　　　２５０ミリ
　　東海地方　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００ミリ
　　伊豆諸島　　　　　　　　　　　　　　　　　　１８０ミリ
　　奄美地方、近畿地方、関東地方　　　　　　　　１５０ミリ
　　九州北部地方、四国地方　　　　　　　　　　　１２０ミリ

　３１日０時までの２４時間に予想される雨量は、多いところで
　　北陸地方　　　　　　　　　　　　　１００から１５０ミリ
　　関東地方　　　　　　　　　　　　　　５０から１００ミリ
です。
　大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

［補足事項等］
　今後の台風情報や地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
　次の「台風第２２号に関する情報（総合情報）」は、２９日５時頃に発
表する予定です。