台風22号(ナルガエ)来週は沖縄に接近の可能性も 最新情報に注意
2022年10月28日(金)7時45分 ウェザーニュース
2022/10/28 07:44 ウェザーニュース
台風22号(ナルガエ)は、28日(木)6時現在、フィリピンの東の海上を西寄りに進んでいます。
週末以降の進路予想には大きな幅がある状況ですが、来週に沖縄などへ影響をもたらす可能性もあります。今後の情報に注意してください。
▼台風22号 10月28日(金)6時
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 西 15 km/h
中心気圧 996 hPa
最大風速 18 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 25 m/s
進路の予測幅が大きい 影響が変わる可能性
台風22号は週末にかけては西寄りに進む予想となっています。海面水温の高い領域を進み、上空と海面付近の風速差も少ないことからやや発達する予想です。ただ、進路についてはまだ予測の幅が大きい状況です。
世界各国の気象機関によるシミュレーションの予測を見ると、そのまま南シナ海を西進するものや、フィリピンを通過して南シナ海に入ってから北上するもの、北上した後に東寄りに進路を変えるものなどがあります。
北上した後に東寄りに進路を変えると、来週に沖縄方面に近づく可能性もあります。また、東寄りに進路を変えずとも、暖かく湿った空気を沖縄方面に送り込んで、周辺の雨雲を発達させることも考えられる状況です。
台風の今後の進路や発達具合によって、日本列島への影響が大きく変わってくるため、最新の情報をこまめにご確認ください。
10月もまだ発生数が多い
平年の台風発生数
10月前半は台風の発生は落ち着いていましたが、後半に入り一気に台風が発生し、台風22号は今月4つ目の台風となりました。
10月の台風発生数の平年値は3.4個ですので、台風シーズンはまだ続いています。11月に近づくにつれて本州付近に影響を及ぼす台風は少なくなる傾向ですが、まだ油断はできません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風22号の名前「ナルガエ(Nalgae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で「つばさ」を意味する言葉からとられています。