11月8日(火)夜は「皆既月食」 日本全国で赤銅色の満月に
2022年11月1日（火）12時30分 ウェザーニュース
2022/11/01 10:59 ウェザーニュース
2022年11月8日(火)夜、日本全国で「皆既月食」が起こります。皆既月食は、月が地球の影に完全に隠されて、赤黒く変色した満月が見られる天体現象です。
次回、日本で皆既月食が見られるのは2025年9月8日で、約3年後となります。
約86分間に渡って皆既食が続く
11月8日 月食の動きと時刻（東京）
月食は全国どこでも同じタイミングに起こります。今回は月が地球の影の中心近くを通るため、皆既食の時間は比較的長くなる見込みです。皆既食の始まりから終わりまで、約86分間に渡って皆既食を見ることができます。
▼月食の時刻（全国共通）
部分食の始まり 18時09分頃
皆既食の始まり 19時16分頃
皆既食の最大 19時59分頃
皆既食の終わり 20時42分頃
部分食の終わり 21時49分頃
西のエリアほど月が昇るのは遅く、西日本では部分食の開始時は月の高度はまだ低めです。部分食のはじめから観測する場合は、空の開けた場所からお楽しみください。
赤銅色の月に隠れる青い惑星
月食の最中に、天王星が月を出入りする「天王星食」が起こります。小笠原諸島を除く日本の多くのエリアで見ることができる見込みです。
▼天王星食の時刻（東京）
潜入開始 20時41分（皆既食中）
出現開始 21時22分（部分食中）
肉眼で見るには厳しい明るさのため、双眼鏡や望遠鏡を使ってお楽しみください。
当日の天気は？
皆既月食 見えるかなマップ
8日(火)夜は、移動性高気圧に覆われる東北南部や北陸、東海、近畿などは晴れてバッチリ観測ができる所が多くなりそうです。
西日本や北日本は高気圧の後面となり高い雲が広がる可能性があります。また、関東は湿った東風の影響で沿岸部ほど雲が多くなる見込みです。
沖縄は前線の影響でスッキリしない天気となります。先島諸島では観測は難しいかもしれません。
関連記事（外部サイト）
