あす4日明け方 細い月と水星が接近 関東から西 広く観測のチャンスあり
2021年11月3日(水)14時55分 tenki.jp
あす4日(木)明け方は、細い月と水星が接近。関東から西は晴れて、観測できる所が多くなりそう。
あす4日の明け方 細い月と水星が接近
あす4日(木)の明け方は、東南東の低い空で、細い月と水星が接近します。高度が低いため、東南東の空がひらけた所で観察すると良いでしょう。あさって5日(金)が新月で、かなり細い月です。肉眼では見つけにくため、双眼鏡や望遠鏡を使って探しましょう。
あす4日(木)、東京の月の出は午前4時56分、日の出は午前6時6分です。空が明るくなる前のわずかな時間が、観測のチャンスとなりそうです。
気になる天気は?
あす4日(木)明け方(午前3時〜6時)、晴れのエリアは沖縄や九州から関東、北陸。山陰など日本海側では曇りや雨の所がありますが、太平洋側ほど晴れて、細い月と水星の接近が見られる可能性が高いです。東北は日本海側を中心に所々で雨、北海道は太平洋側を中心に雨が降り、観測にはあいにくの天気でしょう。ただ、東北の太平洋側など晴れる所では、観測のチャンスがありそうです。
4日(木)の日中から夜にかけても、関東から西では広く晴れるでしょう。昼間は長袖のシャツ1枚で過ごせるくらいの、快適な陽気の所がほどんどです。ただ、気圧の谷や上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になるでしょう。日本海側は変わりやすい天気で、日差しがあっても、急な雨や雷雨にご注意ください。北海道は東部や北部を中心に雨。午後は次第にやみますが、すっきりしない天気が続きそうです。
11月 空がにぎわう
11月は、他にも楽しめる天体ショーがあります。
8日(月)は昼間の金星食、夕方には金星と月が接近します。12日(金)頃はおうし座流星群が極大、18日(木)未明はしし座流星群が見頃となります。また19日(金)には部分月食と、11月の空はにぎわいそうです。