新潟県・枝折峠で「滝雲」 放射霧が滝のように流れ出す絶景
2022年11月3日(木)7時30分 ウェザーニュース
2022/11/03 07:27 ウェザーニュース
今日3日(木)・文化の日の早朝、新潟県枝折峠(しおりとうげ)で「滝雲」が見られました。穏やかに晴れて発生した放射霧が滝のように峠を越えて流れ出す、この時期ならではの絶景です。
冷え込んだ朝に現れやすい
枝折峠は新潟県魚沼市の国道352号沿いにある峠で「滝雲」がみられる絶景スポットとして知られています。
奥只見湖で発生した雲が山の谷間にたまり、溢れるように山の稜線を越えて滝のように流れ落ちます。「雲海」は谷間にたまった雲を上から見下ろした状態で、雲が谷間から溢れて風下側の山肌に流れ出すと「滝雲」となります。
滝雲は1年のうちに気温変動が大きいこの時期だけ見られる、貴重な自然現象です。
今朝は穏やかに晴れて放射冷却現象が強まり、魚沼市・守門のアメダスでは最低気温が7.3℃まで下りました。この影響で周辺では放射霧が発生したとみられます。
紅葉が色づくなど、この時期の山では様々な美しい風景が見られるので、チャンスがあれば足を伸ばしてみるのもいいかもしれませんね。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
参考資料など
魚沼市観光オフィシャルサイト:https://www.iine-uonuma.jp/osusume/7070/