関東甲信 冬の訪れや寒さはどうなる? 冬コートはいつから? 1か月予報

2020年11月5日(木)17時10分 tenki.jp

12月に向けて、関東甲信のポイントは「ゆっくり冬を迎えそう」ということです。特に、11月中旬から気温が高いので、七五三のお参りや、紅葉狩りも、昼間はそれほど寒くはなさそうです。ただ、朝晩は冷えますので、暖かくしてください。気象庁が発表した、最新の「1か月予報」です。

暦の上では冬ですが この冬の訪れは いつもとは違います

気象庁は11月5日、「1か月予報」を発表しました。
それによりますと、関東甲信地方では、この冬の訪れは、いつもとは違うでしょう。この先1か月全体を通して、降水量や日照時間は「ほぼ平年並み」ですが、気温は「平年より高い」予想です。
7日土曜は、二十四節気の「立冬」で、暦の上では冬を迎えますが、実際は、なかなか暦通りにはいきません。向こう1か月全体は、暖かい空気に覆われやすいので、季節はゆっくり進みそうです。
ただ、この時期、迷うのが、服装選びだと思います。暑がりの方や、寒がりの方など、それぞれですが、1か月全体の気温は平年より高めでも、朝晩は一時的に冷える日もあります。冬のコートの出番は遅れそうですが、ストールやマフラーなど調節しやすい小物で調節するのが、おすすめです。毎日の天気予報では、天気マークだけでなく、最低気温もチェックしてください。

【11月7日〜13日】ポイントは?

週ごとに、詳しく見てみます。
11月7日〜13日の平均気温は「平年並み」でしょう。ただ、この週は「気温のアップダウンが大きいこと」がポイントです。関東甲信地方では、7日土曜は、南風が入るので、一時的に気温が高くなりそうです。最高気温は、20℃を超える所もあり、10月上旬〜中旬並みの所が多いでしょう。
ただ、9日月曜頃からは、寒気が、じわじわと流れ込んできそうです。この週全体では、高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりますが、東京都心では、晴れても最高気温が15℃くらいまでしか上がらない予想です。「朝と日中の気温差」だけでなく、「日ごとの気温の変化」にも、注意が必要です。

【11月14日〜20日】ポイントは?

11月14日〜20日になると、一転して、平均気温は「平年より高い」でしょう。平年より高い確率が、80%以上と、気温が「かなり高くなる」可能性があります。
前の週が「平年並み」の予想なので、この週のポイントは「季節の歩みが、急にゆっくりになること」です。というのも、この週は、大陸からの寒気の流れ込みが弱まり、暖かい空気に覆われやすくなるからです。15日は七五三ですが、日中のお参りは、それほど寒さ対策は必要なさそうです。
天気は、平年と同様に、晴れる日が多いでしょう。ただ、よく晴れると、朝晩は放射冷却が強まるので、気温がグッと下がります。昼間は日差しの温もりを感じられても、朝晩は体を冷やさないよう、注意が必要です。

【11月21日〜12月4日】ポイントは?

11月21日〜12月4日も、季節の歩みはスローペースでしょう。前の週ほどではありませんが、まだ高温傾向で、平均気温は「平年より高い」予想です。
この時期のポイントは「都心など、市街地の紅葉は、遅くまで楽しめること」です。12月初めにかけては、関東甲信の市街地でも、街路樹が色づいてきて、目でも、秋から冬への「季節の移り変わり」を感じられる時期です。東京では、イチョウの黄葉の平年日は11月20日、カエデの紅葉の平年日は11月27日です。ただ、今年は、12月初めにかけて気温が高めなので、街中の紅葉は遅い時期まで楽しめそうです。
天気は、平年と同様に晴れる日が多いでしょう。色づいた紅葉と、青空とのコントラストを楽しめる日が、多くなりそうです。クリスマスのイルミネーションも始まる時期ですが、夜は冷えますので、暖かくして楽しんでください。

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