和歌山県も「氷河期世代」採用枠 21年春・36〜45歳対象、5人程度

11月6日(水)12時41分 毎日新聞

和歌山県庁=和歌山市小松原通で2019年3月8日、黒川晋史撮影

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 和歌山県は2021年4月に採用する正規職員(一般行政職)について、バブル崩壊後の「就職氷河期世代」にあたる30代半ば〜40代半ばの人材を採用する特別枠を設けることを決めた。5人程度を採用する予定で、来年度の試験実施に向けて、県人事委員会と協議をしながら準備を進める。


 36〜45歳(2021年4月1日時点)が対象で、直近の1年間に正規雇用で働かず、かつ正規雇用で就労した期間が通算3年以下であることを受験条件として想定。大学卒業程度の教養試験と、論文・面接試験が課される見通し。


 採用された場合、それまでの経験に応じて初任給を決め、県内の振興局や県税事務所で、用地買収の交渉や窓口業務などを通じて仕事に慣れてもらう。その後は適性に応じた持ち場に配置し、働きぶりによっては新卒の職員よりも早いペースで昇任できる可能性もあるという。


 国は今年、就職氷河期世代が社会で活躍できるよう支援する計画をまとめ、各都道府県にも積極的な社会参加を実現させるよう求めている。県外では兵庫県宝塚市が8月、「3人程度」を募集したのに対して約1800人の応募が殺到した。県は同様のケースを想定して会場の準備や試験官の確保などについても調整を進める。


 県人事課は「正規雇用で働けずに困っている人を助けると共に、民間で働いた経験を県政に生かしてもらえるというメリットがある」と採用の意義を強調している。【黒川晋史】

毎日新聞

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