旭川で初雪を観測 平年より2週間も遅い
2019年11月6日（水）7時15分 ウェザーニュース
2019/11/06 07:16 ウェザーニュース
北海道旭川市より(6日6時前に撮影)
上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んでいる影響で、今朝6日(水)北海道の内陸部を中心に雪が降っており、旭川地方気象台から初雪の観測が発表されました。平年より14日遅く、昨シーズンより8日早い観測でした。
今シーズンに入って気象台から初雪の観測が発表されるのは、2日(土)に発表された稚内に続き、2事例目になります。
また、札幌管区気象台からは手稲山の初冠雪の発表もありました。平年より21日遅く、昨シーズンより7日遅い観測となり、最も遅い初冠雪の観測となりました。
明日はしっかりした雪になるおそれ
雨雪レーダー
今日はこのあとも北海道の日本海側では雨や雪が降りやすい状態が続きます。昼間は気温がやや上がるので雪ではなく雨になりそうです。ただ、気温が下がる夜になると再び雪になる予想です。
また、明日7日(木)も雨や雪が降る見込みで、降り始めは雨でも午後はしっかりとした雪になるおそれがあります。そろそろ冬用タイヤが必要となるので、交換していない方は早めに準備をするようにしてください。
初雪の観測も今後は自動化へ
初雪の観測は、現在は気象台の職員が目視で観測を行っていますが、来年の2月以降は多くの気象官署等で測器による自動観測に切り替えられる予定です。既に関東甲信地方の気象台では、東京を除き今年2月から自動観測による記録に切り替えられています。
自動観測では連続的な観測が可能となることから、初雪の記録は早くなる傾向といわれています。平年値もこれに合わせて修正される予定です。
参考資料など
写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）
