長野県・諏訪湖の周辺に雲海出現 幻想的な秋の風物詩
2022年11月6日(日)11時16分 ウェザーニュース

2022/11/06 11:04 ウェザーニュース
今日6日(日)朝、長野県の諏訪湖周辺で幻想的な「雲海」が出現しました。
この地域では放射霧や蒸気霧のタイプや、雨上がりの雲海が見られます。
秋に現れやすい雲海

雲海 現象の説明
【放射霧の雲海】
夏に比べて日照時間が短くなる秋は、夜間の放射冷却によって地面が非常に冷えます。すると地面に近いところの空気も冷やされ、空気中の水蒸気が水滴に変わることで放射霧が発生。盆地で見られる雲海はこの放射霧のタイプが多いといえます。【雨上がりの雲海】
雨上がりの地面は多くの水分を含んでいます。雨が上がってスッキリ晴れると、放射冷却によって早朝には雲海が発生します。風が強いと雲海がその場に留まることができないため、天気が回復しても風が弱い、もしくは盆地のような周囲が山に囲まれていることが必要となります。
【川霧・湖霧・蒸気霧の雲海】
暖かい水面上に冷たい空気が流れこむと、水面からの水蒸気が冷やされて水滴が発生します。これは蒸気霧と呼ばれるものです。放射霧の雲海や雨上がりの雲海は、局地的に発生しますが、蒸気霧は広範囲にわたって発生しやすいのが特徴です。
昼間は青空が広がる
諏訪湖周辺では気温の上昇とともに霧が解消して、青空が広がってきています。
今日はこの後も穏やかな天気が続き、絶好の行楽日和となる見込みです。昼間は爽やかな陽気ですが、夜は冷えますので、これからお出かけの方は服装選びにはお気をつけください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)